海外旅行のバイブル『地球の歩き方』に「東京」版が登場、なぜ? 編集長に理由を聞いた

海外旅行好きにはバイブルともいえるシリーズ『地球の歩き方』。このシリーズに今回、初めての国内版となる「東京」が登場しました。一体なぜなのでしょう? フリーランスライターの小川裕夫さんが、編集長と担当者をインタビュー。出版の背景にあったのは、東京オリンピック、そして新型コロナです。


五輪が延期でも楽しめる内容

 東京五輪の延期を受けて、本来だったら誌面化する予定だった競技・スタジアムの情報などは非掲載になりました。その分だけ「東京」は薄くなりましたが、それでも総ページ数は450を超えています。

『世界の歩き方』シリーズでは、イギリスやフランス、アメリカといったメジャーな国は情報量が多くなるので本そのものが厚くなります。そうした人気の国は長年にかけてページ数を増やしてきました。初めて出版する「東京」は、それよりもページ数が多いのです。

編集長・宮田崇(左)さんと『地球の歩き方』初の国内版「東京」を出版したプロデューサー斉藤麻理さん(画像:小川裕夫)

「国内の情報は、ネットで簡単に得られる時代になりました。どこに行くのか? そこまでの行き方を調べることはネットで間に合います。

 一見すると、それ雑誌として要るの? と思えるような情報でも社会や文化の醸成に必要な要素だったり、バッググラウンドだったりします。そうした地域や都市の背景を伝えるのが、『地球の歩き方』のイズムでもあります」(斉藤さん)

 そうしたイズムは、「東京」にも受け継がれています。例えば、“江戸文字”や“江戸東京野菜”などを紹介しているページです。

 江戸文字とひと口に言っても数種類あり、普段はなじみのない文字だけにイメージしづらいかもしれません。

 しかし「相撲の番付表で使われている文字」「神社のお札や提灯に書かれている文字」と聞けば、「あぁ、あれか」と親近感が沸くでしょう。

 江戸東京野菜も、全国区の知名度を誇るコマツナを筆頭に、近年は亀戸ダイコン・谷中ショウガ・寺島ナスなどが郷土料理をウリにする飲食店で積極的に使われています。

 それらを知ることにより、東京という都市がこれまでとは違ったように映るはずです。

ガイド本ぽくない情報の良さ


【画像】『地球の歩き方』編集長の宮田さんと担当の斉藤さん

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