板橋区の「人気商店街」が消滅危機――大規模開発と住民生活に揺れる現場から

板橋区にある「ハッピーロード大山」は、東京都内でも有数のにぎわいを見せる地域密着の大型商店街。その場所が今、大規模な再開発計画に揺れていると言います。フリーライター荒井禎雄さんの報告です。


道路延伸に加え線路高架化も

 立ち退き予定地区には地元住民の生活を支える生鮮3品(野菜・肉・魚)を扱うスーパーや市場が集まっていますが、その多くが消滅してしまいます。すでに閉店してしまった精肉店もあり、それに続くお店が出れば加速度的に売り場が失われていくことになります。

よしや(SainE)とみらべるも26号線のために消え、生鮮品の売り場が激減(画像:荒井禎雄)

●東武東上線の高架化
 補助26号線には、ハッピーロード大山をどうするか以外にも課題があります。その最たるものは、完成済みの道路(都道420号線・東京都健康長寿医療センター前)との境目にある東武東上線の線路です。

 今は片道一方通行の小さな踏み切りがあるだけですが、20m級の道路が開通するとなればそれではどうにもなりません。かと言って踏み切りを大きくすれば、自動車の流れが止められることによる問題が懸念されます。

 これをうまくパスする案が固まらず、計画が長らく寝かされていた面もあるのですが、東武鉄道がついに重い腰を上げ、東武東上線の高架化を決定。中板橋駅から下板橋駅の間の約2㎞の区間で高架化工事が行われることになり、補助26号線の計画を後押しする格好となったのです。

 ところが、東武東上線は線路のギリギリまで民家が迫っているようなローカル感漂う路線です。高架化しようにも、現状では工事車両が入れるスペースがありません。よって、まずは中板橋駅~大山駅~下板橋駅間の至る所に、いくつもの側道を作らねばならなくなります。

 先に述べたように東上線の線路は間際まで民家が迫っているような状況ですから、側道を作る段階でも多数の立ち退きが予想されます。

長期にわたる見通しの大工事


【画像】すでにシャッター店も……大規模開発に揺れる、板橋区の「ハッピーロード大山」を見る(計8枚)

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