繰り返すスイーツブーム 荒波を生き残った「ワッフル」のすごい進化論とは【連載】アタマで食べる東京フード(7)

味ではなく「情報」として、モノではなく「物語」として、ハラではなくアタマで食べる物として――そう、まるでファッションのように次々と消費される流行の食べ物「ファッションフード」。その言葉の提唱者である食文化研究家の畑中三応子さんが、東京ファッションフードが持つ、懐かしい味の今を巡ります。


実は2通りベルギーワッフル 違いは?

 イーストを使った発酵生地を鉄製の型で挟み焼きするのは同じですが、ブリュッセル風は長方形でふわふわと軽くてやわらかく、甘さは控えめ。生クリームやチョコレート、フルーツやアイスクリームなどをトッピングし、フォークとナイフで食べるのが普通です。

 それに対し、リエージュ風は円形か楕円(だえん)形でブリュッセル風より硬く、ジャリッとした食感が特徴。生地に入れた粒状のパールシュガーが焼いても溶けきらず、独特なジャリ感が生まれます。しっかり甘く、ベルギー人も駄菓子感覚で食べ歩きするのが大好きです。

 マネケンのベルギーワッフルは、リエージュ風。ベルギーには焼きたてが手軽に買えるワッフルスタンドが多く、そのスタイルまで一緒に導入したのが、あれほどのブームになった要因だったと思います。

 星の数ほどあるブリュッセルのワッフル店で、もっとも有名なのが「メゾン・ダンドワ」。創業は1829年、ワッフルともうひとつ「スペキュロス」という名のスパイス入りビスケットでも知られる、ベルギー最古の焼き菓子専門店です。

こちらは大丸東京店「メゾン・ダンドワ」のワッフル。右がブリュッセル風、ソースセット690円。左がリエージュ風、350円(画像:畑中三応子)

 このメゾン・ダンドワ唯一の海外ショップがあるのが、日本です。場所は、大丸東京店(千代田区丸の内)の地下1階。

 ベルギー王家も御用達という由緒ある老舗がデパ地下出店とは、よほど日本人はワッフル好きだと見込まれたのでしょう。ダンドワ家に伝わる伝統のファミリーレシピによる、ブリュッセル風とリエージュ風、両方のワッフルを手作りで提供しています。

フランス北部風のゴーフルが台東区に


【画像】新商品も続々 令和の「最新ワッフル」を見る(計5枚)

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