次回は特別編「わたナギ」 なぜ田所はメイを第2話で「西麻布」のバーに誘ったのか
2020年9月6日
ライフ大好評のうちに最終回を迎えたTBSテレビ系ドラマ「私の家政夫ナギサさん」。横浜が主な舞台の同作ですが、法政大学大学院教授の増淵敏之さんは、ほんの少しだけ登場した港区西麻布のバーに注目しました。その店がドラマに与えた影響とは?
しゃれたバーなら西麻布だった時代
1980~1990年代の西麻布といえば、隠れ家的なバーの集まるエリアでした。
最近はコロナのせいもあって、なかなか西麻布に赴く機会がないのですが、「私の家政夫ナギサさん」に出てきたバー「ウォッカトニック」を見て、懐かしい気持ちになりました。そして、ふとバーの街になった西麻布に思いをはせました。
筆者がよく行った1990年代の西麻布といえば交通の便が決して良くなく、大抵、最寄りの場所からタクシーで行ったという記憶があります。知っている人にあまり会いたくないとき、当時の西麻布は最適でした。

現在でもこのかいわいのバーを、多くの芸能人や文化人が利用していると聞きます。さすがに1980~1990年代とは周囲の景観も様変わりしていますが、それでも隠れ家的なバーは数多くあります。
さて西麻布は地名の通り、麻布地区の西を指します。
エリア内にある西麻布交差点は六本木通りと外苑(がいえん)西通りが交差し、この交差点に設置されている六本木通りの陸橋は、霞町(かすみちょう)陸橋と命名されています。
そう、1967(昭和42)年の町名改正まで、現在の西麻布1~3丁目、六本木6、7丁目の一部は「霞町」と呼ばれていました。西麻布という地名は町名改正以降のものになります。

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