東京都心、実は「山」だらけだった 東京タワーお膝元の「最高峰」をご存じ?【連載】分け入っても低い山(1)

ビルばかりが立ち並ぶ東京23区にも、実はいくつも山があるのをご存じでしょうか。ただし高さが「低い」という条件付きですが……。というわけで、低山評論家の二上山小鹿さんがあなたをゆる~くナビゲートします。


現代的? 車ルートもエレベーターも

 ちなみに、石段の先にある愛宕神社は防火・防災の御利益でも知られています。

 この有名な石段も楽しいのですが、実は愛宕山は車でも上ることができる愛宕新坂というルートもあります。意外に知らない人が多いのか、ちょっと驚かれるルートです。

 ほかにも現在ではエレベーターが設置されてバリアフリーになったりと、新しいものをどんどん取り入れているあたりが東京ならではの雰囲気です。

 愛宕山登山では大抵は石段を使うでしょうが、帰りは別の道を使うのがおすすめです。特に、愛宕トンネルの脇に降りる階段は、ちょっと不思議な雰囲気を味わえて楽しいはず。

続いて高さが都心一 新宿の箱根山へ

 さて、愛宕山登山を終えたら、その足でもうひとつの最高峰を目指しましょう。新宿区は戸山公園にある箱根山(同区戸山)です。

都心で最も高い山、新宿区戸山の箱根山(画像:新宿観光振興協会)

 徒歩で向かうなら愛宕山から約7km、2時間かからずに到達できると思います。最も、暑い季節には無理はやめて地下鉄を利用したほうがよいかもしれませんね。

 戸山公園の中にある箱根山は標高44.6m。都心の最高峰となっています。

 ただ、この山は自然の山ではありません。もとは、戸山荘と呼ばれた尾張藩の下屋敷に、箱根に見立てて築かれたものです。

 江戸時代は名前も玉円峰(ぎょくえんぽう)というものだったのですが、明治時代になって箱根山と呼ばれるようになりました。明治以降、下屋敷は廃され、陸軍戸山学校を経て戸山ハイツになりましたが、山だけは残されてきました。

 戸山公園そのものに高低差がありますが、箱根山への登山自体はすぐです。緩い階段をちょっと上れば、そこは標高44.6mの都心で一番高い土地になるのです。

周囲に広がる景色に漂う歴史の香り


【最高峰】記事に登場する山2か所の地図をチェック(2枚)

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