ラベルのないペットボトル、あなたは支持派? コロナ禍で浸透加速「ラベルレス商品」を考える

経産省の省令改正を背景に、ペットボトル飲料のラベルレス化が加速しています。環境問題だけでなく、コロナ禍の昨今、ラベルレス化は消費者にどのようなメリットがあるのでしょうか。フリーランスライターの小川裕夫さんが解説します。


わざわざ包装やラベルがあるワケ

 しかし缶や瓶は回収されてリサイクルできますが、ペットボトルは再資源化が難しいと言われてきました。時代とともに技術の問題はクリアできるようになりましたが、ペットボトルの再資源化を大きく阻んでいる要因が、ペットボトルの包装やラベルでした。

 一般的に、ペットボトルの容器は無色透明か薄い緑色や淡い水色です。それらは色つきであっても、半透明の容器が使用されています。

 透明・半透明の容器が使われるのは中身が一目でわかるようにとの配慮からですが、色で見分けるのが難しい飲料もあります。

ラベル付きとラベルレスのペットボトル飲料(画像:アサヒ飲料)

 お茶系飲料では、麦茶・ほうじ茶・ウーロン茶・ストレートティーなど多くの種類があります。また、コーヒーにいたっては無糖・微糖・低糖・加糖などと細分化されています。見た目だけで、これらを消費者が判別することは不可能でしょう。

 そうした理由から、飲料メーカーは商品が識別できる包装やラベルで、消費者に一目でわかるようにしています。

ドリンク類のネット販売は爆発的に普及

 ペットボトルに貼られたラベルは、分別時に剥がさなければなりません。すぐに剥がれてしまうと輸送や陳列で問題が生じるため、簡単には剥がれないような工夫がされています。

 そうした工夫はリサイクルの際にかえって手間になり、それがペットボトルの再資源化を阻む要因でもありました。

 IT技術の進歩により、ドリンク類の購入様式は「店頭で買う」から「ネットで箱買いする」への潮流が強くなっています。

「ネットで箱買いする」イメージ(画像:写真AC)

 ネットで買えば、自宅まで届けてくれるという手軽さがあるわけですが、これまでネット販売はスーパーなどと比べると、価格的優位性に乏しいのが実態でした。

 また、飲食物は自分の目で見てきちんと確認してから買いたいという消費者心理も強くありました。それらの理由から、ドリンク類のネット販売は爆発的に普及せず、時間をかけて少しずつ拡大するといった具合でした。

コロナ禍でネット購入増、ラベルレス化も加速?


【ゴミ分別に関する意識調査】ストレスと感じるゴミ分別作業、「ペットボトルのラベルはがし」は何位だった?

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