まるで蛇の群れ? 東京の地下鉄路線が「クネクネ」曲がっている理由

東京の地下鉄の路線図を見ていて、誰もが1度は思うこと。それが「なぜこんなにクネクネしているんだろう」でしょう。そんな疑問について、ルポライターの昼間たかしさんが解説します。


半蔵門の工事に時間がかかった理由

 こうして整備の進んだ地下鉄ですが、なかには建設に長い時間を要した事例もあります。

 例えば半蔵門線です。半蔵門線は銀座線の混雑緩和を目的として1968(昭和43)年、

「二子玉川方面より三軒茶屋、渋谷、神宮前、永田町、九段下、神保町および大手町の各方面を経て蛎殻町に至る路線」

として計画が立ち上がります。

東京メトロ半蔵門線(画像:写真AC)

「東京11号線」として工事が始まったのが1972年。1978年に渋谷~青山一丁目間が開通。1979年には永田町駅まで延伸します。その後、三越前まで開通したのは1989(平成元)年1月のことでした。

 工事に時間がかかった理由は、既に出来上がった街に対して新たに地下鉄を通さなくてはならないためでした。

 しかも半蔵門線が通るのは、いわば「東京の中心の中心」です。現在は地上の構造物に影響なく工事を進める技術が進んでいますが、当時はまだ発展途上。そのため、いかにして予定の場所に駅を建設し線路を敷いていくか、技術者の必死の努力が続いたのです。

 そうした問題を乗り越えて無事に開通した半蔵門線ですが、いまや東急線や東武線と相互直通運転を行い、郊外から乗り換えることなく都心に行けます。この完成に至る努力はもっと評価されてよいと思うのですが、なぜか意外に知られていません。

 この半蔵門線よりも膨大な年月を費やしたのが、都営大江戸線です。都営大江戸線の事業申請は1972年。全線開通が2000(平成12)年と28年もの歳月を費やしています。

 大江戸線は地下使用権の買収交渉を避けるために、公道の下を利用することを原則としていました。しかし予定通りに進まず、完成までは時間がかかったのです。

進められた法整備


【路線図】東京メトロの「クネクネ」ぶりを見る

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