コロナ疲れの人たちが立川「グリーンスプリングス」に足を運ぶ理由
2020年8月27日
知る!TOKYO2020年4月にオープンした立川市の複合施設「グリーンスプリングス」。そんな同施設はウィズコロナ時代に適した画期的な施設だといいます。IKIGAIプロジェクト まちづくりアドバイザーの百瀬伸夫さんが解説します。
100年都市を目指したまちづくり
グリーンスプリングスのユニークな点は、広場に面する一等地を、誰でも自由に過ごせる“リビングルーム”として来場者に開放していることで、早速リモートワークに活用している人も。

また、緑地内に点在するあずま屋はストレスの解放や、人間本来の五感を呼び覚ましてくれる安息の場にもなっているのです。
グリーンスプリングスは、決して新型コロナを想定して建設されたものではありません。
しかし従来の施設にはない斬新なコンセプトが、コロナ禍で求められるライフスタイルを先取りし、現在は「コロナ疲れ」の来場者も優しく受け入れてくれる自宅のような存在になっているのです。
活況の背景にある地元企業の貢献
グリーンスプリングスを手掛けたのは「ららぽーと立川立飛」と同じく、立飛ホールディングス(立川市栄町)です。

同社は1924(大正13)年に石川島飛行機製作所としてスタート。現在は土地建物を管理する不動産賃貸業を中核に、立川の発展に貢献し、地元では有名な企業です。
また保育園事業でも斬新な教育方針を掲げ、
・ふじようちえん(同市上砂町)
・Fuji赤とんぼ保育園(同市泉町)
・Fujiれもん保育園(同市緑町)
は教育界から高い評価を得ています。こういったことからも、同ホールディングスのまちづくりは100年先の立川を目指していると言えるでしょう。
リモートワーク時代に求められるまちとは
多くの人が、都心の「箱(会社や住居)」の中で働き暮らしてきたビフォアコロナの社会は現在、ウィズコロナ&ポストコロナ社会への転換を求められています。
リモートワークが進むと、郊外のまちに住む人が増えると言われています。その際、選ばれるまちとはどのようなまちでしょうか。

都心に近く、緑や自然に囲まれたまち、そして心と体が休まるグリーンスプリングスのような施設がある、そのようなまちが注目されると筆者は考えています。
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