コロナ疲れの人たちが立川「グリーンスプリングス」に足を運ぶ理由
2020年8月27日
知る!TOKYO2020年4月にオープンした立川市の複合施設「グリーンスプリングス」。そんな同施設はウィズコロナ時代に適した画期的な施設だといいます。IKIGAIプロジェクト まちづくりアドバイザーの百瀬伸夫さんが解説します。
小津安二郎の映画作品からの影響も
グリーンスプリングスは“まちの縁側”をテーマに、約4万平方メートルの敷地に
・パーク
・ステージ
・ホテル
・ショッピング
・テラス
・オフィス
といった機能を複合。
5000平方メートルを超える軒裏天井(のきうらてんじょう。壁から外側に飛び出た軒の裏側の天井)には多摩産の木材をふんだんに使用するなど、自然と調和する“ウェルビーイング(心とからだに気持ちいい)”を目指す施設になっています。

主なデザインを担当した清水卓さんは、アメリカの建築家フランク・フロイド・ライト(1867~1959年)の描いた自然と共生する建築や、小津安二郎監督の映画に登場する縁側などから施設イメージを膨らませたと語っています。
「緑」と「水」が交差する中央広場
施設の目玉は、建物群に囲まれた約1万平方メートルの中央広場「パーク」で、「緑」と「水」が交差する空間としてデザインされました。

広場には池、あずま屋、噴水、カフェ、芝生広場があり、広場に身を置くと心が解放されていくのがわかります。
さらにかつてここに飛行場があったことから、滑走路を連想した水が流れる全長120mの階段式カスケード(連なった滝)は、いままでになかった圧巻の空間です。
2020年の夏も近隣の子どもたちやお母さん、リモートワークで疲れた人々の心と体を癒やす気持ちのいい場所になっています。
2500席のコンサートホールも設置
また、施設正面の「TACHIKAWA STAGE GARDEN(立川ステージガーデン)」は、多摩地区最大規模を誇る2500席の多目的・多機能コンサートホールです。

その特徴は屋内ステージと屋外がひとつにつながる機能にあり、屋上にも昭和記念公園の森を一望できるテラスとバーがあります。
一方、リゾートホテル風の「SORANO HOTEL(ソラノホテル)」は、食事、スパ/温泉、フィットネス、ワークショップなどがあり、全客室とも50平方メートル・バルコニー付きの眺めが売り。部屋や屋上スパからは富士山、奥多摩の山々に沈む夕日を見ながらリゾート気分が味わえます。
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