開店はなんと早朝5時 目黒の創業78年「老舗パン店」には一体どんな客がやって来るのか?

2020年8月26日

お出かけ
ULM編集部

目黒区の住宅街に、午前5時に開店する老舗のパン屋さんがあります。開店直後からひっきりなしにやって来る常連たち。どんな人たちが利用するのでしょうか?


夜と朝が交差する店

 例えば、ミュージシャンだという39歳の男性。同じ目黒区内のスタジオで夜通し作曲活動にいそしんで、つい先ほど終わったばかり。「いつもはお弁当を買うけど、今日は何となくパン。これを食べたら寝ます」と、家族の待つ自宅へと帰って行きました。

 59歳の男性は、横浜市港北区の自宅から自家用車で30分ほど走って、出勤途中に立ち寄りました。会社は店の近くにあるバス会社。運転手をしているそうです。

「30年前からずっと同じ味ですよ。途中ちょっと値上げはあったけど、味はずっと同じまま。おいしいしボリューム満点。ありがたいですね。食べてみれば分かりますよ」

 最近ちょっと痛む腰に、佐藤さんと、調理場を担当する佐藤さんの娘に湿布を貼ってもらって、今日もまた1日ハンドルを握ります。

午前5時に店を開ける老舗パン店「碑文谷ベーカリー」の外観と店内(2020年8月21日、遠藤綾乃撮影)

 見れば、先ほどまでほとんど車通りが無かった都道420号に、入れ代わり立ち代わり一時駐車していく自家用車や営業車が。皆この店の客のよう。車を降り、足早に店内へ入ってきます。自転車やバイクの人もいます。

 夜勤明けの人、早朝出勤の人、「眠れなくて、本を読んでいたら朝になった」という若い男性や、早起きしたひとり暮らしのお年寄り。

 夜の終わりと朝の始まりが入り交じる碑文谷ベーカリーは、交差点さながらさまざまな人が訪れては去っていきます。

「おはようございます、いらっしゃいませ」と大きな声であいさつする佐藤さんに、多くの客が「おはようございまーす」と返すのは、この店が古い常連たちに長く愛されている証しかもしれません。

 そして、まだほとんどの住民が寝静まっている早朝という静けさが、店と客との関係をより近しいものにしているようにも感じられます。

看板お母さんの叱咤


【画像】ズラリと並ぶ、パンと特盛り弁当。「早朝5時」開店の老舗パン店を見る(13枚)

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