21年大河ドラマの主人公「渋沢栄一」もかつて理事長を務めた「二松学舎大学」とはどのような大学なのか

1877年に開学した漢学塾をルーツに持つ二松学舎大学。その魅力について、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


西洋文化への過度な傾倒を危惧した創立者

 文明開化吹き荒れる東京で、西洋文化へ過度に傾倒する風潮を危惧した三島のカラーは、現在も大学に色濃く残っています。

二松学舎大学の柏キャンパス(画像:(C)Google)

 ほぼ同時期に開学の起源を持つ早稲田大学(新宿区戸塚町)や明治大学(千代田区神田駿河台)と比べて、二松学舎大学には英文学系の学部学科はありません。

 大学の教育方針として、日本人としての道徳観を持ち、各分野で活躍する人材養成を掲げています。

かつて舎長を務めたのは政財界の重鎮

 二松学舎大学の歴史を語る上で、理事長にあたる「舎長」に政財界の重鎮が就いていたことは外せません。

 第3代舎長は「日本資本主義の父」と呼ばれ、2021年大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公である渋沢栄一が務めています。創立者の三島と交流があり、漢文や論語を軸とした教育理念への理解があったことから実現しました。

渋沢栄一(画像:東京ガス)

 戦後の日本政治の中心人物だった吉田茂は第5代舎長に。しかし政財界の大物とつながりを持つものの、教育現場に介入することはありませんでした。

 それぞれの重鎮であっても運営に口を出さない姿勢を貫いたのは、漢学を中心とした伝統ある教育機関に対する尊敬が大きかったからと推測されます。

著名文人も漢文を習いに門をたたいた歴史を持つ


【地図】千鳥ヶ淵からすぐ! 二松学舎大学の「所在地」を見る

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