タワマンと市場だけじゃない! 埋め立ての歴史から見る「豊洲」の知られざる側面とは
2020年8月25日
お出かけ近年目覚ましい発展を遂げている江東区・豊洲エリア。一般的にタワーマンションや富裕層がイメージされるエリアですが、一概にそうも言えないようです。まち探訪家の鳴海侑さんが案内します。
高所得層は多いが、昭和感を残すまち
しかし、豊洲には実はもうひとつ、大きな商業施設があります。それが東京メトロ豊洲駅から北東に約200m行ったところにある「スーパービバホーム 豊洲店」(江東区豊洲3)です。

「ビバホーム」というとLIXILグループによるホームセンターのブランドですが、ここは1階がホームセンターのほか、2階にスーパーや書店、家電量販店、100円ショップなどが入っています。
こちらに足を運んで感じるのは、ららぽーとの「非日常感」とは対照的な「庶民感」。日用品や安いものが手軽に手に入る場所として周辺住民には重宝されているようで、かなりにぎわっています。
豊洲の住民というと、近年は高級タワーマンションに住むような高所得層を想像されがちで、買い物単価が高いららぽーとのような場所を「普段使い」しているようなイメージで語られます。
しかし実際のところは、郊外にあるようなホームセンターや日用品店が普段使いの場所として重宝されおり、タワーマンション住民の暮らしを身近に感じられます。
やはりいくら高所得層が住んでいそうな場所でも、普段使いの買いものができる場所は重要であることが再認識できます。
「セブン―イレブン」の日本1号店も
普段使いといえば、コンビニエンスストアも重要です。
実はスーパービバホームの南を走る道路を挟んで反対側に、「セブン―イレブン」の日本1号店があるのをご存じでしょうか。
開業は1974(昭和49)年。店内は現在リニューアルされており、最新のセブン―イレブンと何ら変わりませんが、開業の少し前に建設された都営豊洲4丁目アパートに隣接していることから、当時はこの辺りがコンビニを置く「一等地」だったことがうかがえます。

豊洲というと、新しく開発された場所というイメージも強いですが、実は昭和感を残すまちでもあるのです。

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