令和時代に一体なぜ? 浅草「演歌の聖地」に女性が詰めかけるワケ

一見古臭くて、若者が聴かなさそうな演歌。しかし浅草の老舗レコードショップ「ヨーロー堂」には近年、女性客が増えているといいます。いったいなぜでしょうか。フリーライターの立花加久さんが解説します。


「純烈」「パク・ジュニョン」の存在感

 そんな演歌の「聖地」が、浅草は雷門近くの、老舗レコードショップ「ヨーロー堂」(台東区浅草)です。

大正時代からの老舗である演歌の聖地「ヨーロー堂」。蓄音機の販売の名残が「音の」に残る(画像:立花加久)

 ヨーロー堂の歴史は大正時代に始まり、いまや全国の演歌ファンやテレビ、音楽業界の関係者から一目置かれる存在。浅草の「演歌の殿堂」と言える「浅草公会堂」(同)と並ぶランドマークとなっています。

 そんな同店の4代目・松永好司さんによると、現在の演歌は以前と異なり、女性ファンによる体験型コンテンツに変化しているといいます。

 女性ファンはTシャツやうちわなどのグッズを自作し、ライブ会場でそれらを使って応援しているとのこと。体験型コンテンツ化のきっかけとなったのが、現在大人気の男性歌謡コーラスグループ「純烈」と2012年デビューの韓国人歌手「パク・ジュニョン」の存在です。

「ジュニョンは演歌界で初めて、会場のファン全員とハグして触れあうスタイルを取り入れました。しかもデビュー時から握手会ではなく、ハグ会なんです。10年前の演歌歌手なら到底できなかったことではないでしょうか」(松永さん)

先駆けは「氷川きよし」

 そんな彼らの先駆けとなったのが、近年イメチェンで話題の「氷川きよし」だったと松永さんは言います。

「1990年代は、演歌がダサイと言われていた時代です。しかし2000年に氷川きよしさんがデビューをして、雰囲気が突然変わりました」

2020年7月に新曲「母」をリリースした氷川きよし(画像:日本コロムビア)

 そんな氷川きよしのデビュー間もなく、藤あや子や伍代夏子、長山洋子などといった美人演歌歌手のブームが到来。バトンが次の世代へ渡っていったといいます。

 その後、氷川きよしを目指す若い男性演歌歌手が次々と現れ始めます。

「そこで出てきたのが、山内恵介さんです。歌の内容は従来の演歌と違い、人生や生き方、母親など、『日本人の心』を前向きに歌い上げていて、すごく新鮮でした」と松永さん。

失恋してもおしゃれな現代女性


【お宝写真】大正から令和まで! 歴史ある「ヨーロー堂」の店内を見る

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