女子高生が「大人セクシー」を目指した時代――渋谷・ギャル文化を支え続けた「セシルマクビー」の功績とは

2020年7月、ギャルブランドの代表格「セシルマクビー」の全店閉店というニュースが世間を驚かせました。セシルマクビー全盛期の雑誌を見返すと、当時の女子高生たちが「オトナっぽさ」を追求していた様子がうかがえます。平成ガールズカルチャー研究家のTajimaxさんが、時代の変化とその背景を分析します。


数々の苦境を乗り越えた「底力」の源

 意外かも知れませんがセシルマクビーの歴史は長く、1987(昭和62)年に誕生し、1996(平成8)年から「セクシー系」へとコンセプトをリニューアルしました。

 また、ジャパンイマジネーションの設立は1957(昭和32)年(前身はデリカ、1987年に社名変更)と考えると、あらためてその歴史に驚くのではないでしょうか。

雑誌『Cawaii!』1998年6月号。高校生とは思えないほど大人っぽいファッションが流行していた(画像:Tajimax、主婦の友社)

 1996年の渋谷109の全面リニューアルから24年。109とともに大ブレークしたギャルブランドの数々は、リーマンショック(2008年)や東日本大震災(2011年)と相次いだ苦境によって少しずつ姿を消していきました。

 そういった近年のアパレル業界の浮き沈みの激しさを考えると、いまさらながらセシルマクビーの「底力」を感じずにはいられません。

 今回は、あらためて全盛期のセシルマクビーの歴史を、懐かしい商品とともに消費者の視点で振り返りたいと思います。

「エレガントセクシー」の王道を体現

 90年代後半、中高生だった筆者からすると、あこがれのお姉さんが着ているブランドというイメージが強かったセシルマクビー。

 筆者と同世代の女性たちなら、当時のセシルマクビーは記憶にあり、懐かしく思い出すのではないでしょうか?

「セクシー・大人っぽい」というブランドイメージをそのまま真っすぐ貫くようなビジュアル。世代によってセシルマクビーの印象が異なるからか、筆者がTwitterで当時の画像を紹介すると、幅広い世代からかなりの反響がありました。

 高校生が着る服にしては大人っぽ過ぎるという声や、ティーン向けの雑誌なのにも関わらず「クラブの勝負服」というタイトルはどうか、など。

 確かに今見るとかなり突っ込みどころ満載なのですが、それでも当時はセクシーさや大人っぽさが他ギャルブランドと比べて人気だったのは間違いありません。

 リニューアル前はお嬢さま風のコンサバ服がメインだったというのが信じられないくらいです。

「茶髪・細眉・ミニスカ」文化を先導


【画像】「王道セクシー」90年代後半のセシルマクビーのファッションを見る(7枚)

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