家も学校もなじめなかった30代女性が、猛暑の「日雇いバイト」で少しだけ自信を取り戻した話

約1400万人もの人が住んでいるのに、ほとんど交わることのない東京は「孤独」を感じやすい街といえるでしょう。たったひとり暮らす大都会で、どうすれば自分の居場所を見つけられるのか。漫画家でイラストレーターのいしいまきさんが「脱ひとりぼっち」の方法を模索します。


引っ込み思案、だけどときどき積極的

 普段、自分のことを引っ込み思案だと思っているのですが、たまにこのように積極的になることがあるのです。

 わたしの実家はラーメン屋です。「バイトがいなくて困る」という状況がかなり痛いということがよくわかったのでした。加えて店も手伝っていたので、接客業をすること自体に不安はありませんでした。

 これらの理由から声をかけたのですが、店長はすごくビックリした様子でした。

 しかし「ありがたい、早速3日間来てほしい」と言われて、不思議な縁のかき氷売りバイトが始まったのでした。

呼び込みの声がいいね、と褒められて

 仕事内容はイチゴをイメージした赤地に白の水玉模様のエプロンを着て呼び込み、オーダーを聞き、店長に伝え、商品をお客さんに渡すというものでした。

 初めは緊張しましたが、もともと接客業に慣れていたので大きな声で呼び込みをするのは楽しく、家の中でくすぶっているより心の健康に良い気がしました。

 猛暑日にかき氷をお客さんに渡すと、オアシスに出合って生気がよみがえったかのようないい笑顔になるのです。それを見るのも楽しかったです。店長からも声が大きくてよいと褒められました。

 日に5時間くらい3日間働いたと記憶しています。あらためて考えてみても、どこの誰かもわからないわたしを3日間とはいえ使ってくれた店長はすごいですね。でもそれだけ困っていたのかなと思います。

家庭や学校にはなじめなかったけれど


【画像】自分に自信がない……筆者自身の体験を漫画で読む(4ページ)

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2020/08/200813_ice_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200813_ice_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200813_ice_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200813_ice_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200813_ice_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200813_ice_02-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画