家も学校もなじめなかった30代女性が、猛暑の「日雇いバイト」で少しだけ自信を取り戻した話

約1400万人もの人が住んでいるのに、ほとんど交わることのない東京は「孤独」を感じやすい街といえるでしょう。たったひとり暮らす大都会で、どうすれば自分の居場所を見つけられるのか。漫画家でイラストレーターのいしいまきさんが「脱ひとりぼっち」の方法を模索します。


ショッピング施設に止められた赤い車

 わたしのうっすら不安な気持ちとは対照的な、晴れやかな空とカンカン照りの猛暑日。おしゃれなショッピングビルの中にはすてきな服や化粧品、インテリア、雑貨が並べてあり、見ているだけでも楽しいです。

 それらを見ている間は自分の現状を忘れることができました。

 ひと通りウインドーショッピングを楽しむも、お金はないので何も買えません。むなしさにつつまれていると、ショッピングビルの入り口に赤い車が止まっているのが見えました。

赤い車の、かき氷売り屋さん。そこで飛び込みのバイトをすることになった理由とは――?(いしいまきさん制作)

 車のボディーには「いちごかき氷」の文字。どうやら催事でイチゴかき氷の専門キッチンカーが来ているようです。

「服を買うお金はないけど、かき氷を買って夏気分を味わうくらいなら許されるんじゃない……?」そう思ったわたしは引き寄せられるように赤い車に近づいていきました。

思わず「わたし手伝いましょうか?」

 店主は30代半ばのスポーツマンっぽい気のいい男性で、オーダーすると赤くてとろりとした自家製イチゴシロップのかかったかき氷を渡してくれました。とても暑かったので夢中で食べたのを記憶しています。

 食べていると店主がなにやら独り言をつぶやいているのが聞こえました。

「あーあ……明日のバイトの子見つからないな……。あーどうしよう、困ったな……」。なるほどバイトがいなくて困っているようです。

 それを聞いて「よければわたしがバイトに入りましょうか?」。瞬間的に言葉が出てきました。

引っ込み思案、だけどときどき積極的


【画像】自分に自信がない……筆者自身の体験を漫画で読む(4ページ)

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