都内にひっそり残る「奇妙な墓石」の数々 中には架空人物まで……一体なぜ?

お盆の季節がやってきました。東京都内には、歴史的な人物をまつった墓がいくつも残されています。なかには実在しない者の墓まで……。ノンフィクション作家の合田一道さんが、さまざまな墓石とその歴史をたどります。


遠山の金さん、ハットリくんモデルも

 サクラ吹雪の入れ墨でたんかを切る、“遠山の金さん”こと遠山金四郎景元(かげもと)の墓は、本妙寺(豊島区巣鴨)にあります。

 五輪塔造りの重厚な墓で、そばに立つ「名奉行遠山金四郎」の文字が誇らしげに見えます。

服部半蔵の墓(画像:西念寺ウェブサイト)

 アニメ「忍者ハットリくん」でおなじみの服部半蔵は、伊賀の忍びの者の頭目で、配下を従え江戸城の警備にもつきました。

 屋敷が麹町御門近くにあって半蔵屋敷と呼ばれ、これが今も残る「半蔵門」。墓は西念寺(さいねんじ、新宿区若葉)にあります。宝筐印塔(ほうきょういんとう)も立派なものです。

弱き者を助けた盗っ人、鼠小僧

 鼠小僧次郎吉(ねずみこぞう じろきち)は身軽ですばしっこく、大名屋敷や武家屋敷ばかり狙い、盗んだ金を恵まれない家に投げ込んだといわれ、いまだに相当な人気者。

演歌歌手の氷川きよしも演じたことがある鼠小僧(画像:チャンネル銀河)

 墓は小塚原刑場跡の回向院(えこういん、荒川区南千住)と両国の回向院(墨田区両国)にありますが、面白いのは両国回向院の墓の前に置かれた「お前立ち」といわれる白い墓。

 墓石を削って懐に入れておくと勝負に勝てるといわれ、あまりに墓が削られるので、「削り用の石」として置かれたそうです。

 へえー、そうなの、と驚いてしまいますね。

悲恋に焼かれた少女、お七の念


【画像】記事中に登場する「奇妙な」墓の数々(画像5枚)

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