人気アイドル「ラストライブ会場」を巡る考察 キャンディーズは後楽園球場、嵐はどうなる?
2020年8月13日
ライフ人気アイドルグループの解散ライブは、いつも都内の大会場で行われているようなイメージがあります。しかし実のところ、そうでもないようです。ライターの橘真一さんが解説します。
伝説の山口百恵が立ったのは……
女性アイドル初の日本武道館(千代田区北の丸公園)公演を最後の花道としたのが、山口百恵です(1980年)。

以後、武道館でラストコンサートを行うアイドルはなかなか現れず、21世紀になってから、
・ZONE(2005年)
・Berryz工房(2015年)
・アイドリング!!!(2015年)
といった例が見受けられるようになります。
一方、代々木第一体育館(渋谷区神南)では、おニャン子クラブ(1987年)とシブがき隊(1988年)がファンに別れを告げました。
日本武道館と代々木第一体育館は、1964(昭和39)年東京五輪の会場であり、昭和の時代は貴重な1万人規模のハコでした。
1989年誕生の会場は過激アイドルが実施
収容人員最大1万7000人と武道館や代々木第一体育館よりも大きな横浜アリーナ(横浜市)は1989(平成元)年に誕生。

ここでは、過激な話題作りを展開していた第一期のBiS(2014年)、ハロー!プロジェクトの3人組、Buono!(2017年)がラストコンサートを開いています。
横浜アリーナをより大きいのが、2000(平成12)年開業のさいたまスーパーアリーナ(さいたま市。最大で約3万7000人を収容)です。
Buono!と同じハロプロの℃-uteは、この会場を満員にして解散しています(2017年)。
東京ドームは安室奈美恵とあのふたり組
アイドルの枠を超えたカリスマ的な存在となった安室奈美恵は、2018年6月に5万人以上を収容できる東京ドーム(文京区後楽。1988年開業)でラストコンサートを開催。

また、単独ライブではありませんが、タッキー&翼は、2018年の大みそかから2019年元日にかけて東京ドームで行われた、「ジャニーズカウントダウン」が最後のステージとなりました。
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