東京「月収7万円」生活 食事はカップ麺ばかりと思いきや、実はビタミン豊富で健康体になりました【連載】大原扁理のトーキョー知恵の和(9)

何とは言えないのだけど何となく息苦しい。そんな気持ちでいる人へ、東京で週休5日・年収90万円台という「隠居生活」を実践した大原扁理さんに生き方のヒントを尋ねる企画「トーキョー知恵の和」。今回のテーマは「東京と『玄米菜食』」です。


なぜ玄米菜食を始めたのか

 隠居生活前は東京23区内に住んでおり、生活していくのに精いっぱいで、何を食べるか、食べたものが自分にどういう影響を与えるか、注意して見る余裕もありませんでした。

 結果、菓子パンだけ、カップ麺だけ、コンビニ弁当だけ、というような偏った食事で済ませることも多くあった。あのときは毎日が不安で、焦っていて、そして不満でいっぱいでした。

 なぜ玄米菜食を食べるようになったかというと、隠居生活を始めたら、ものすごくヒマになったからです。

 ヒマになったので、体や心とのコミュニケーションをとる時間が増えました。何かを食べた後、精神状態や便通、体の重さなどにどんな変化があるか、よく気がつくようになった。

大原さんの「隠居生活」の様子を描いたイラスト(大原扁理さん制作)

 そこで、健康によいといわれるものをいろいろ食べて自分で確かめてみた結果、「私の場合は玄米菜食だとラクで、経済的にも無理がなく、しかも心身の調子がいいのだな」とわかったんです。

玄米菜食は富裕層の食事ではなかった

 無農薬の玄米菜食というと、健康や流行への意識が高くて、かつ経済的にも時間的にも余裕のある人たちの食事、というイメージがあるかもしれません。

 でも本来は、玄米菜食って昔の農民の食文化なんですよね。玄米は栄養価が高いので、それだけで効率よく栄養摂取ができ、腹持ちも良く、少量で満腹感があり、さっさと畑に行ってめいっぱい働ける。非常に合理的な食事なんです。

 対して貴族たちは「ぜいたく品」とされた白米を食べていましたが、脚気(かっけ。ビタミンB不足により起こる疾患)が多かったという記録も残されています。白米にすることでビタミン豊富な胚芽などを取り除いてしまうので、これは一理ある。

 現代は真逆で、多忙や貧困といった理由から、菓子パンやインスタント食品などで食事を済ませがちな若い世代に、脚気予備軍が多いといわれています。

なぜ低所得でもいいものを食べることができたのか


【食生活】給料は減ったのに食費が……やりくり厳しい「生活費」の現実

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