80年代「なめ猫」ブームが「ペット業界」に残した多大な貢献をなめんなよ!

1980年代に一世を風靡した「なめ猫」。そんななめ猫はなんとペット産業にも貢献を果たしていたのをご存じでしょうか。20世紀研究家の星野正子さんが解説します。


破れた人形の洋服を着せてみたら……

 ブームの始まりは、津田さんの近所に住むクリーニング屋のおじさんが軒下で生まれた野良猫を段ボール箱に入れて捨てているのを見かけたことでした。

 元来動物好きだった津田さんは、段ボール箱に入っていた4匹の子猫を引き取って育てます。生まれたばかりの子猫だったため、しょうゆさしでミルクをあげるなど大変だったそうです。

 愛情を持って育てたのが功を奏したのか、猫たちはすくすくと育ちます。

「なめ猫 免許証」ステッカー(画像:(C)SATORU TSUDA)

 そんな猫たちがある日、津田さんの恋人が置き忘れてた人形の洋服をビリビリに破いてしまいました。しかしその服を猫に着せて、試しに写真を撮ってみたところ「これは、イケる」と思ったといいます。

1200万枚も売れた「免許証」

 そこから生まれたのが、なめ猫だったのです。正式名称は「全日本暴猫連合 なめんなよ」。当時は、ごくごく当たり前だった、ツッパリを模したキャラクターです。

 そして、バイクをバックに学生服とセーラー服の2匹の子猫が後ろ足で立ってにらみを利かせているデザインが世間の注目を集め始めます(ちなみに学生服を着ている又吉が一番人気となりましたが……成長したら実はメスだったとのこと)。

 ポスターがリリースされたのは、1981(昭和56)年7月。そこから数か月で空前のブームとなります。

 最初は小中学生だったブームは大人にもおよび、OLやサラリーマンもなめ猫グッズを買い求めるほどに。とりわけ人気だったのは、「死ぬまで有効」「なめられたら無効」と書かれた免許証風のカードで、1枚100円の「なめ猫の免許証」は1200万枚も売り上げました。

「なめ猫」ステッカー(画像:(C)SATORU TSUDA)

 時代を反映するのは、これを「実用」する人もいたこと。交通違反した若者が警察官に「これを免許証だ」と突きつける姿があちこちで見られたそうです。

なめ猫効果が及ぼしたもの


【画像】今でもネットで購入可! 「なめ猫」グッズを見る

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