理工系最難関も なぜかオペラの授業がある「東京工業大学」とはどのような大学なのか

理工系最難関大学として知られる東京工業大学。しかしその名前の響きとは裏腹に、文系科目にも力を入れています。いったいなぜでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


一般教養が重要視される理由

 東京工業大学で一般教養を重要視しているのは、現代社会で理工系エリートの役割や人間像が変化しているためです。

 グローバル化が進んだ国際社会では、相手の宗教観や歴史的バックボーンを理解することが求められます。また、自国である日本の文化や歴史などの知識も必要です。前述の池上彰氏は、現代史を教えています。

 就職後は、卒業生の誰もが日本国内で仕事をするとは限りません。ましてや、国内メーカー勤務でも海外赴任する可能性は大いにあり、実際、海外メーカーとの共同開発も頻繁に行われています。

外国人とのビジネスイメージ(画像:写真AC)

 グローバルで仕事をする際、相手のバックボーンに対する理解の有無は信頼構築をしていく上で欠かせないものになのです。

「理工系 = 裏方」はもう古い?

 理工系といえど、裏方に徹して研究に没頭していれば良いという時代ではなくなり、チームワークで開発したり、どの国の人間が聞いてもわかりやすく説明したりするスキルが重要視されています。

 東京工業大学は長年、専門分野だけでなく幅広い教養を学生に教えることを重要視してきましたが、2016年度の学院制の導入で、一般教養の授業から本来遠ざかってしまう修士課程でも受講可能としました。

リベラルアーツ研究教育院が目指す学生の育成指針(画像:東京工業大学)

 このことからも、同大が長い期間をかけて一般教養を身につける取り組みにいかに注力しているかがわかります。

近代美術やオペラなどの授業も


【地図】意外と知らない? 理工系難関「東京工業大学」の場所を見る

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_07-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_08-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_09-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_10-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_11-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/08/200807_tokodai_06-150x150.jpg

おすすめ

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画