大田区「天狗湯」の天然温泉にズブズブ身を沈めて、あ~いい気持ち【連載】TOKYO銭湯ザンブリコ(2)
2020年8月14日
お出かけソーシャルディスタンスな散歩を満喫したら、街角の銭湯でザンブリコ――。散歩と銭湯巡りをこよなく愛するコラムニストの島本慶さんが、東京の魅力的なコースへとお連れします。リニューアルした本連載、第2回は、大田区の大森からスタートです。
銭湯なのに天然温泉
見ればわりとこじんまりした、小ギレイなお風呂屋さんです。特にのれんも無いみたい。
げた箱に靴を入れてフロントへ。470円を払って脱衣場へ。サクサク脱いで、持参したせっけん箱とタオルを持って洗い場へ。
見渡すと、特に富士山の絵とかは無くて清潔感のあるタオルに囲まれております。
私は積まれている椅子と洗面器を手に右奥のカランを確保して、椅子をよおく洗い腰を降ろして、まずはシャワーで頭から体を流し、念入りに洗います。いつもやることは決まっております。いつもそうなんです。体を洗い終るまで浴槽には入りません。
体をよおく洗ってから、お次は頭を洗って最後に顔を洗います。それでシャワーでしっかり流し終えてから、さて浴槽を物色。サウナ(+200円)もあるけど私はヒョロヒョロに痩せたオヤジですから入りません。
えーっと、ジェットエステに、電気風呂ねぇ。で、普通の浴槽がくっついてて、水風呂も。
おぉっと、天然温泉やすらぎの湯! これですよこれ! いやぁこれだよなぁ大田区は!
こりゃいいやってんで私、ズブズブ身を沈めます。ほーお、程よい湯かげんでついため息が漏れてしまいます。
いやぁ散歩してやって来たかいがあるというもんです。あ~いい気持ち。
満足して出てシャワーで流し、絞ったタオルでぬれてる頭をよおくフキフキ。全身もフキフキしてからギュッギュと絞りまくってから、椅子と洗面器を元に戻して脱衣場へ。
ロッカーを開けて、乾いたタオルで再度念入りにフキフキして、ん? 古~い鉄の体重計が。乗っかると、これが53kgピッタシ!
というわけで身支度を調え、外に出ると、いい風が吹いてますよ。

おっ、銭湯の向かいの家の猫ちゃんらしいのがヒョコヒョコ。う~んこのコはまだ若いなぁ。やっぱ小猫はかわいいなぁ。いやいやおばあちゃん猫もかわいい。私が飼ってる黒猫は人間だと、もぉ80歳です。でもかわいくナデナデしまくってます。
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