進化するイルミ「青の洞窟 SHIBUYA」 今年は耳でも楽しめる! パスタも提供

  • おでかけ
進化するイルミ「青の洞窟 SHIBUYA」 今年は耳でも楽しめる! パスタも提供

\ この記事を書いた人 /

アーバンライフ東京編集部のプロフィール画像

アーバンライフ東京編集部

編集部

ライターページへ

渋谷の冬の風物詩となりつつある「青の洞窟SHIBUYA」。今年は「音映え」要素が追加され、さらなる進化を遂げています。

2000個の鈴と光の共演、テーマは「サウンドジェニック」

 歳末が近づき、いよいよイルミネーションは最盛期。多くの人が行き交う街、渋谷では「青の洞窟 SHIBUYA」が開催されています。

「青の洞窟 SHIBUYA」(画像:日清フーズ)



 会場は、公園通りから代々木公園のケヤキ並木までの約800m。総数約60万球にもおよぶ青のLEDは、周囲の観客をも青色に染め上げ、目と心に圧倒的な存在感で迫ります。

ハッシュタグ「#青の洞窟」「#青の洞窟shibuya」を検索をすると、盛況の様子が見てとれる(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)

 ケヤキ並木にフォトスポット「BLUE CUBE」も設置されています。これは、全面鏡張りの空間のなかに青いLEDが設置されているもの。

 何層にも映し出された光を眺めていると、空間がどこまで続いているのか、一瞬わからなくなり、まるで小さな迷宮のよう。映えだけでなく、不思議な体感も楽しめます。

フォトスポット「BLUE CUBE」の外観(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)
フォトスポット「BLUE CUBE」の内側。全面に鏡が貼られている(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)

 同イベントは2016年に渋谷で初開催され、3回目を数えます。2017年には、動的な要素が織りなす「ムービージェニック」な演出が行われ、累計267万人が来場しました。

 今回目指しているのは、目でも耳でも楽しめる「サウンドジェニック」な空間といいます。ケヤキ並木(約300m)には、約2000個もの鈴が設置され、耳をすますと、鈴の音が聞こえてきます。

 鈴やベルの音に連動する光の演出も実施。時に濃くなり、淡くなり、ゆらゆらと動く幻想的なプログラムが30分ごとに行われます。

点灯式では、ピアノの音と光との連動プログラムが公開された。クリスマス期間中に行われる予定という(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)

 さらにクリスマス期間中には、ピアノの演奏と光が連動する「特別演出」も行われる予定です。

「青の洞窟」のパスタも食べられる!

 ところで「青の洞窟」と聞くと、南イタリアの観光名所、カプリ島や沖縄などの洞窟を思い浮かべる人も、多いのではないでしょうか。

観光名所「青の洞窟」のイメージ(画像:AC)



「青の洞窟」とは、入口から差し込む太陽光が海底に反射し、水面が青く輝く現象が見られる洞窟のこと。同イベントでは、ケヤキ並木の路面にミラーマットを敷くことで、その世界観をつくりだしています。

 ミラーマットは、幅65cm、長さ9mのものが200枚。点灯時間のみ敷かれており、昼間は片付けられています。イベント会期中は毎日、シートを敷いて、片付けて……の作業が繰り返されているといいます。

 一方で「青の洞窟」と聞き、パスタソースを思い出す人もいるかもしれません。

「欲深い大人の濃厚イタリアン」をコンセプトに展開する「青の洞窟」(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)
スーパーなどで販売されている「青の洞窟」のラインナップ。パッケージの背景に注目(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)

「欲深い大人の濃厚イタリアン」をコンセプトに、1995(平成7)年に誕生した「青の洞窟」。パスタソースなどのレトルトや冷凍食品を展開しています。ポルチーニ茸やズワイ蟹、燻製チーズなど、こだわりの素材をふんだんに使用したそのラインナップは、気軽に食卓で贅沢ができるもの。

 同イベントは、その「青の洞窟」を展開する日清フーズの協賛で行われています。

「香り高く濃厚な味わいの本格イタリアンに磨きをかける『青の洞窟』ブランドの世界観と、青色の幻想的な光が街を彩る当イベントとの親和性が非常に高いことから、今年も協賛が決定しました」と日清の担当者。

 そんな、パスタの方の「青の洞窟」も、売店「青の洞窟 Blue Park」で提供されています。

売店「青の洞窟 Blue Park」。ふだんは公園の1号売店として稼働しているお店が、期間限定で青に染まる(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)

 パスタは、同ブランドの主力商品「ボロネーゼ」(460円)。

売店で販売される「ボロネーゼ」。寒いなか、あつあつを食べるとホッとする(画像:「青の洞窟 SHIBUYA」実行委員会)

 そのほか、「青い」メニューも大充実。「ブルースパークリング」(600円)「ブルーハイボール」(500円)「ホットブルーレモネード」(400円)「ブルーポップコーン」(500円)など、胃袋でも存分に「青の洞窟」の世界観が楽しめます。

「ブルースパークリング」と「ホットブルーレモネード」は、「ボロネーゼ」とのセットメニューも展開する(画像:「青の洞窟 SHIBUYA」実行委員会)
「青」にこだわり尽くした限定メニュー。そのほか、売店の通常メニューも販売される(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)

 さらに土日祝日限定で、パスタソースのプレゼントキャンペーンも行われます。会場は、売店近くの「サンプリングブース」。

 日清フーズの「青の洞窟」公式InstagramかFacebookをフォローし、その画面をスタッフに見せるともれなく「青の洞窟 香味野菜とハーブ引き立つボロネーゼ」がもらえます。数に限りがあるため、なくなり次第終了となるそうです。

大晦日の夜には、オールナイト点灯も!

 すっかり渋谷の冬の風物詩になりつつあるイルミネーション「青の洞窟」ですが、初開催は中目黒でした。2014年、「桜の名所として名高い中目黒の目黒川を、冬の時期にも盛り上げたい」という地元商店街を中心とした有志の思いから発足。日清フーズも協賛することになりました。

過去には、青い衣装のサンタクロースが、来場者にパスタソースを配るというサプライズ企画もあった。画像はイメージ(画像:日清フーズ)



 2015年の開催はなかったものの、2016年には場所を渋谷に移して再発進。「イルミネーションのスケールも内容も、中目黒より進化させた形で開催したい」という思いで場所を選定し、たどり着いたのが、渋谷周辺だったといいます。

 結果は大盛況。それに応えるかたちで、大晦日には、オールナイト点灯の実施も決定しました。近隣には明治神宮などがあるため、初詣の道すがら、イルミネーションを楽しめる粋な企画です。

 なお2018年の大晦日も、翌朝5:00までの点灯を予定しているそうです。

会場へは、渋谷駅と原宿駅どちらからでも

 会場は渋谷駅、原宿駅(もしくは明治神宮前駅)が最寄りです。渋谷駅からは、ハチ公口からタワーレコード渋谷店を目指して歩いていくと、青い街路樹が迎えてくれます。その流れに沿って歩いていくとケヤキ並木に到着します。

渋谷公園通りのイルミネーション。青のLEDを目印に進むとケヤキ並木にたどり着くため、迷いにくい(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)

 原宿駅の場合は、表参道口から代々木公園方面へ。体育館とNHKホールの間にある道がケヤキ並木です。そのほか、千代田線の代々木公園駅、小田急線の代々木八幡駅からも行くことが可能です。

MODI(モディ)を分岐点に、原宿方面へ進む道にはシャンパンゴールドのイルミが灯る(2018年11月29日、高橋亜矢子撮影)

 すこし足をのばせば、表参道のイルミネーションも楽しめます。表参道のLEDはシャンパンゴールド。色の異なるイルミネーションを合わせて堪能するのも一興でしょう。

 街が1年でいちばん光にあふれる時期。「今だけの渋谷」をぜひ楽しんでみて下さい。

●「青の洞窟SHIBUYA」
・実施エリア:代々木公園ケヤキ並木、渋谷公園通り
・アクセス:各線「渋谷駅」から徒歩約3分(公園通りまで)、JR「原宿駅」、東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」1、2番出口から徒歩約10分
・点灯期間:2018年11月30日(金)~12月31日(月) 17:00~22:00
※渋谷公園通りのみ、2019年1月16日(水)まで点灯。

※12月31日(月)は、翌朝(5:00頃)までの点灯を予定。
※点灯時間は変更になる場合があります。

※掲載の情報は全て2018年11月時点のものです。

関連記事