東京・多摩エリアの一部がなぜか市外局番「03」を使っている理由
2020年7月28日
知る!TOKYO市外局番「03」といえば、東京23区を思い浮かべる人が多いはず。しかしこの番号、実は23区以外の一部地域でも使われているのです。どのような歴史的背景があるのでしょうか。フリーライターの県庁坂のぼるさんが解説します。
次第に薄れた「03統一」運動
その後、市外局番「03」化の声は次第に薄れていきました。90年代も後半になると、携帯電話の普及が進み固定電話の価値は見る見る失われていったからです。
90年代前半には、ひとり暮らしする際には電話は必需品。NTTの電話加入権をどうやって安く購入するかも欠かせない知識でした。
それが90年代後半以降になると激変。携帯電話があれば固定電話を敷く必要はないと考える人が多くなったのです。
こうして市外局番「03」の価値も今ではすっかり薄れてきています。客商売をしている店では、縁起がよかったりシャレの効いたりした電話番号を選ぶ文化もありましたが、それはだいぶ消えかけているようです。
それに取って代わったのはインターネットのドメインだと思うのですが、電話番号の価値が消えたことを見ると、それも永遠の価値ではないのかもしれません。
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