もはや駅構内プチ散歩レベル 東京駅「京葉線ホーム」はなぜ遠く離れた場所にあるのか

国内外のさまざまな人たちが訪れ、「東京の玄関口」と呼ばれる東京駅。そんな同駅の京葉線ホームはなぜか駅から数百m離れた場所にあります。いったいなぜでしょうか。フリーライターの小西マリアさんが解説します。


ひたすら地下に潜る後発の宿命

 これも、大都会にあるターミナル駅ならではの特異な事情と言えるでしょう。

 いざ建設を始めようとしても地下の浅い部分はすでに使われていたため、深さ約33mまで掘り下げなくてはなりませんでした。後発の鉄道はどんどん下に潜っていく――京葉線の東京駅ホームは、そんな事象の始まりだったのです。

 その後、2000(平成12)年開業の都営大江戸線の六本木駅はさらに深い、地下約42.3mにホームが、2005年開業のつくばエクスプレスの秋葉原駅は地下約33.6mに存在します。

都営大江戸線の六本木駅(画像:写真AC)

 また、現在工事中のリニア中央新幹線・品川駅は深さ40m以上の地下にホームができる予定です。地上を走るリニア新幹線にもかかわらず、始発駅は地下鉄並みに深いのは驚きです。

幻の「成田新幹線計画」とは

 さて、土地が空いているために東京駅から離れた場所に建設された京葉線ホーム。実は、計画段階では別の理由があったともされています。

 それは、幻に終わった「成田新幹線計画」です。

 これは成田空港の建設とともに持ち上がった都心と成田空港を新幹線で結ぶ計画で、数ある鉄道計画の中でも具体性があり、1971(昭和46)年に東北・上越新幹線とともに基本計画が公示されています。

成田空港(画像:写真AC)

 このときに、現在の京葉線ホーム付近が成田新幹線建設時のホーム予定地として検討されましたが、騒音などを理由に計画は進展しませんでした。

もっと複雑な場所になった可能性も


【地図】実に駅遠! 東京駅「京葉線ホーム」の場所を確認する

画像ギャラリー

/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_08-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_09-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_10-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_01-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_02-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_03-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_04-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_05-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_06-150x150.jpg
/wp-content/uploads/2020/07/200724_keiyo_07-150x150.jpg

New Article

新着記事

Weekly Ranking

ランキング

  • 知る!
    TOKYO
  • お出かけ
  • ライフ
  • オリジナル
    漫画