もはや駅構内プチ散歩レベル 東京駅「京葉線ホーム」はなぜ遠く離れた場所にあるのか

国内外のさまざまな人たちが訪れ、「東京の玄関口」と呼ばれる東京駅。そんな同駅の京葉線ホームはなぜか駅から数百m離れた場所にあります。いったいなぜでしょうか。フリーライターの小西マリアさんが解説します。


平日は通勤通学、休日は行楽用として活躍

 京葉線は1975(昭和50)年、蘇我~千葉貨物ターミナル間が貨物線として開業したことに始まる路線です。

 路線の目的は千葉県から東京湾岸への貨物輸送でしたが、その後、東京湾岸の人口増などを理由に旅客化が進められ、現在の姿になっています。なお東京駅のホームは、1990(平成2)年3月に開業しています。

 京葉線は蘇我(千葉市)から東京までが通勤快速で、それまでの総武線快速より8分早い43分という所要時間で到着することが可能となりました。

蘇我駅の位置(画像:(C)Google)

 また朝夕のラッシュ時には、内房、外房、東金線も乗り入れ、都心への通勤圏を広げる役割も果たしています。

 それに加えて、東京ディズニーランドにはわずかに15分で行ける「レジャー路線」としても注目を集めました。京葉線は以来、平日は千葉と東京をつなぐ通勤・通学の足として、休日は行楽の足として多くの利用されているのです。

ホームが遠く離れている理由

 そうであれば、ホームが東京駅のあの位置に建設された理由は平日の利便性、すなわち通勤に便利だからなのでしょうか。

 京葉線ホームのすぐ上にはオフィスビルが多く建っており、確かに近隣オフィスに勤める人にとっては便利ですが、ここに建てる特別な理由はありません。

 ということで、ここでネタばらしです。

東京駅(画像:写真AC)

 ホーム建設の大きな理由は、「ほかに空いている土地がなかった」からだとされています。現在の地図を見ると、東京駅周辺は駅を取り囲むように四方の地下が開発し尽くされているのがわかります。

 計画当時、すでに北の永代通りには東西線が、八重洲通りには地下街が、丸の内方面も丸ノ内線や地下街がある状況でした。

 このため、開発できるのが現在の場所しかなかったというわけです。

ひたすら地下に潜る後発の宿命


【地図】実に駅遠! 東京駅「京葉線ホーム」の場所を確認する

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