「ブラック企業社員」のお助けアプリが誕生 開発したのは22歳金髪大学生、開発のきっかけとは?

2020年7月22日

ライフ
ULM編集部

「ブラック企業」が社会問題として捉えられるようになって久しい日本。状況が劇的な改善を見ない中、22歳の大学生社長がブラック企業で働く人向けアプリを開発しました。どんな機能があるのでしょうか。そして開発した理由は? 本人に話を聞いてみました。


あこがれて飛び込んだ起業の世界

 ブラック企業で働く人のためのアプリ、その名も「社畜のシャチくん」。トップ画面には、グレーのスーツに身を包み通勤バッグを手に提げて、もう片方の手でつり革をつかむシャチのキャラクターが表示されます。

 その表情は心なしか、うつろ。毎朝毎晩の満員電車で疲弊する勤め人たちの心情を代弁しているかのようです。

アプリ「社畜のシャチくん」のトップ画像。背景の色もやっぱりブラック(画像:ミギナナメウエ)

 古鍜冶さんが自分の会社を立ち上げたのは2018年2月。19歳のときでした。

「あの、こんなことを言うのはちょっと何なんですが、起業しようと思ったそもそものモチベーションには、中学生時代に強烈に感じた『モテたい』という思いがありました」。そう切り出した古鍜冶さん。

 当時は小柄で、勉強も運動も「中の中」。“ザ・真ん中”な自分を変えたくて、高校時代は髪の色を染めるなど、若いながらに四苦八苦。大学に入学すると、とにかくいろいろな人と知り合って見聞を広げようと、国際交流団体へ飛び込みます。

 ひょんな成り行きでいきなり代表を任され、毎週100人規模が集まるイベントを運営するようになりました。

 そこで知り合った団体のアドバイザーが、まだ10代だった古鍜冶さんの将来を大きく左右することになります。中学卒業後に社会経験を積み、25歳で自身の会社を立ち上げたというその人に、古鍜冶さんは「こんな未来もあるのか」と、驚きやあこがれを抱きます。

 自分もできることから始めてみるか――。会社を立ち上げ、まずは企業のSNS運用代行からスタート。その後、イベントの企画やPR動画の制作などへと業務を拡大していきます。

 とはいえ、まだ大学生。仕事を請け負うツテは、当時全く持ち合わせていません。

友人のこぼした愚痴がきっかけに


【ブラック企業の実態】会社員2000人の生々しい「調査結果」を見る

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