渋谷区と港区の境にある「飛び地」ような場所はいったい何なのか【連載】東京うしろ髪ひかれ地帯(6)
2020年7月19日
知る!TOKYO多くの人たちが行き交う恵比寿。そんな恵比寿の三丁目交差点付近にはなぜか、お隣・港区の飛び地のような場所があります。いったいなぜでしょうか。都内探検家の業平橋渉さんが解説します。
恵比寿三丁目交差点付近にある「飛び地」
そんな恵比寿ガーデンプレイスから西方向へしばらく歩くと、「恵比寿三丁目交差点」という、外苑(がいえん)西通りと交わる交差点に到着します。
この交差点周辺を地図で見ると、少しおかしなところがあるのに気づきます。外苑西通りを挟んで、渋谷区と港区が少しだけ入り組んでいるのです。
まずは外苑通りの西側、港区の飛び地となっているところを見てみましょう。
ここには、「港区白金6丁目23番地」の住所が割り振られています。

目の前の外苑西通りと首都高は港区。向かいにある首都高速の下の店舗群には、「港区白金6丁目22番地」が割り振られています。
道路標識より手前にある境界
さらによく見ると、外苑西通りに沿って歩道の部分が少しだけ港区になっています。これに沿って50mほど南に進めば、横断歩道を渡り渋谷区に入ることなく港区に帰ることができそうです。

この恵比寿三丁目交差点から東へ延びる通りは、「白金北里通り商店会」となっています。この通りにある「ローソンストア100 白金五丁目店」を越えたところには、港区の道路標識がありますが、実際にはもう10mくらい手前が境界です。
同店の入居している建物は渋谷区と港区の境界線上にありますが、建物の住所は「港区白金5丁目」となっています。

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