「東京がなんぼのもんじゃい!」 大阪人がいまだ諦めない「東京打倒計画」と地元復興

「東京 対 大阪」という構図は、近現代の日本において欠かすことのできない活力を生み出してきました、2020年現在、経済分野で後塵(こうじん)を拝す大阪ですが、その胸の内やいかに――。大阪出身・東京在住のフリーライター神田桂一さんが、彼らの思いを“代弁”します。


そして、僕の幻想は崩れ去った

 東京に来てJR新宿駅に降り立つと、僕は思いました。「勝てるわけねえ……」。その巨大さ、人の多さにはっきりいってちょっと浮き足立っていました。

 そして僕の大阪幻想はあっけなく崩れ去ったのでした。今では、大阪の高校の修学旅行は東京にしたほうがいいのではと半ば本気で思っています。

上京し、その巨大さ、人の多さに圧倒された新宿の街(画像:写真AC)

 ときを同じくして、大阪幻想から抜け出した者たちが続出していきます。その筆頭はまず、大阪名物、よしもと芸人でした。

ショートカットし出す芸人たち

「NSC」という、吉本興業(大阪市、新宿区新宿)が運営する芸人養成所が東京にも開設されると、大阪の芸人志望たちは、大阪のNSCに入らずに、“ショートカット”して東京のNSCに入るようになります。

 なぜショートカットかといえば、大阪で売れて、東京進出、またゼロから始めて東京で売れるという、いわば大阪芸人は2回売れなければならなかった今までのよしもと芸人がたどってきたプロセスをすっ飛ばすからです。それが、ココリコであり、ロンドンブーツでした。こうして、大阪の芸人市場は空洞化していきます。

 また折からの不況により、関西に本社を持つ企業が次々に東京に本社を移し、事業をスリム化させました。大阪は、文化だけでなく、経済でも地盤沈下していくことになったのです。

 経済は確かに瀕死(ひんし)状態です。では、果たして大阪の文化は、死んだのでしょうか?

果てなき夢を見続ける街・大阪


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