「東京がなんぼのもんじゃい!」 大阪人がいまだ諦めない「東京打倒計画」と地元復興

「東京 対 大阪」という構図は、近現代の日本において欠かすことのできない活力を生み出してきました、2020年現在、経済分野で後塵(こうじん)を拝す大阪ですが、その胸の内やいかに――。大阪出身・東京在住のフリーライター神田桂一さんが、彼らの思いを“代弁”します。


関西は「はみご」にされていた

 大阪では当時、東京で流れていた全国ネットの番組や、東京ローカルの番組を極力流さず、関西ローカル番組を独自で作り、それを流していたのです。

 テレビには、価値観や情報や思想やその他もろもろを均一化させる効力があり、日本列島を想像の共同体にさせる力があります。しかし、それが関西だけは、はみご(大阪弁で「仲間外れ」)になっていました。いわば“鎖国”されていたのです。

 そこで純粋培養された大阪人は、見事に関西中華思想を持つ大阪人に育っていきます。

2000年代でもなお上京は裏切り

 関西ローカルの深夜番組にこんなものがありました。大阪から東京の大学を受験した主人公を1年間密着してドキュメンタリーに仕立てた番組です。スポンサーは予備校だったような気がします。

 受験生は最初、東京に行くことをめちゃくちゃ嫌がります。しかし東京に出て1年後に会ってみると、東京での生活に七転八倒しながらもなんとかなじんでいる主人公に出会うことになる……というもの。こんな番組が成立するほど、「東京に行く」ということが、とても重大で、決意のいることだったのです。

2000年代にあってもなお、大阪から東京へ進学するときには「裏切り者」と言われた(画像:写真AC)

 翻って、僕の場合はどうでしょうか。

 僕は、大学卒業までを関西で暮らし、就職で東京に出てきました。当時2003(平成15)年。しかし、2000年代に入ってもまだ地元では「裏切り者」と言われました。そして、僕自身も東京に行くつもりはまったくなく、会社の配属によって仕方なしに行ったのです。もちろん、関西中華思想から抜け出せていませんでした。

そして、僕の幻想は崩れ去った


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