東京郊外の住民たちが予想以上に「地元付き合い」を大事にしているワケ

かつて「ニュータウン」と呼ばれた東京の郊外に住む人たちは、ほかの地域の住民に比べて「地元を好き」という割合が高いようだと、ルポライターの昼間たかしさんは指摘します。果たしてその理由とは?


とはいえ「寝に帰るための場所」

 でも、そんな郊外の住宅地は決して便利ではありませんでした。あくまで住宅地として開発されたために、店の数は限られていて単に寝るために帰るだけの場所だったわけです。
 郊外に次第に店が増えるようになったのは、1970年代に入ってからです。

 この頃になると高度成長によって豊かになった家庭では、自家用車を所有する世帯が増えていきます。これに対応するように巨大な駐車場を備えた店舗が郊外に見られるようになります。

東京郊外は人間関係を大事にするらしい、一体なぜ? 画像はイメージ(画像:写真AC)

 いわゆるロードサイド店舗と呼ばれるものですが、それらは都心に比べると見劣りしていました。

 どんなに便利になろうとも、都心に比べると店の数も少なくて、品ぞろえも劣るというのが少なくとも当時の常識。地元で最低限の生活ができても、買い物や遊びのためには、電車に乗って都心に向かわなくてはいけなかったのです。

若者が先導した都市開発、便利化

 ところが、1990年代中盤からこの常識には変化が起こります。都心に比べると見劣りしていた衛星都市にも若者たちが集うようになり、買い物や遊び場がにぎわうようになるのです。

 その理由は、それまでは都心にしかなかった古着屋やレコード店、クラブなどが出店するようになったことです。

 若者文化の成熟とともに代に増加した、これらの店舗は最初は都心に集中していました。けれども都心に出店するのは賃料も高くなかなか困難なもの。そこで、フロンティアとして有望視されたのが郊外でした。

渋谷並み?に成長した郊外・町田


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