【実録 東京人vs関西人 4】上京した関西人は愛してやまない「関西弁」を、あえて東京でも使い続けるべきか

江戸・東京と、関西・関西人との結びつきを考える、ジェイ・エム・アール生活総合研究所社長の松田久一さんの連載(全4回)。最終回は、東京在住の関西人の将来と、鍵を握る関西弁について考えます。


地元でも標準語を話す関西の若者たち

 東京のなかの関西人はどうなっていくのか。そして、大げさな話ですが、東京のなかでどんな役割を果たしていくのでしょうか。

 最大のポイントは、東京のなかの関西人は同質化するのか、それとも異質な存在で刺激し続けるのか、です。

 もちろん個人によってそれぞれでしょう。ここでもやはり、関西弁が重要な鍵を握るのではないでしょうか。

 関西に行って、驚くことがあります。それは、若者が標準語を無理なくしゃべっていることです。もちろん、親の話す関西弁も話せますが、友達とは標準語という若者が多いのです。

増え続ける東京在住の関西人。今後どのような形で存在感を発揮していくのか(画像:写真AC)

 60代の筆者たち世代が経験したような標準語アクセント習得の難しさはないようです。「橋」と「端」、「雲」と「蜘蛛(クモ)」の区別が自然にできる。個人的には、意味として「橋」を想起しながら「端」と発音する。標準語を話す人は、関西でこれと反対をやればいいでしょう。

 また、残念ながら東京には関西人を好まない層が確実にいます。こうした層が今後もし増えれば、むしろ関西弁をしゃべることがデメリットになります。言葉の特徴から「怖い」というイメージを持たれたり、反社会集団を連想されたりすることさえあります。

 これは、映画やドラマ、また関西出身芸人などの悪い面での影響と言えるかもしれません。関西弁をしゃべることがデメリットになれば、東京で関西弁をしゃべる価値はなくなります。

 関西弁をしゃべらない関西人は、東京と完全同化するでしょう。

「建前嫌い」な関西人が生み出す突破力


【意識調査】東京のママと関西のオカン、「料理が得意」と答えた人が多いのはどっち?(画像3枚)

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