えっ、床材がむき出しですよ? なぜか未完成のままで販売される「90%マンション」とは

2020年6月30日

お出かけ
ULM編集部

住宅購入といえば、建て売りの戸建てのような完成品か、自分の好みに設計するフルオーダーか、どちらかというイメージ。しかし2020年6月に世田谷区三軒茶屋に登場したのが、あえて未完成で販売する「90%マンション」。一体どのようなものなのでしょうか。


家も個々人の自由でいい

 久田さんによると、国内で実際販売される壁紙・床材は「ほとんどが白いクロスと合板フローリング」。大型の分譲マンションなどを手掛ける大手不動産開発会社が“最大公約数”的なものしか選びたがらないというのが現状のようです。

 そうなると国内の住宅はどれも同じような内装、同じような間取りばかりの、「自分らしさ」とはほど遠いものになってしまいます。壁紙メーカーが開発・製造する商品のラインアップもまた、画一的なものばかりになりかねません。

 しかしそれでは「自分の好みやライフスタイルに合った家に住むのではなく、家に自分の好みやライフスタイルを合わせることになってしまいます。洋服やファッションが個々人の好みに合わせて選べるように、家もまたその人の自由でいいはず」と、久田さんは考えます。

スーツと中古住宅、購入割合を比べてみると違いは一目瞭然(画像:9)

 例えば洋服と住宅の場合とを比べてみましょう。

 同社の調べでは、スーツの購入は既製品が約29%、フルオーダーは6%、そしてセミオーダーが65%。一方、住宅リノベーション市場では買い取り再販マンションが35%で、オーダーメードが65%。

 住宅の場合が現状、冒頭で触れたとおり「0か100か」の選択肢しかないのが実態です。

住宅購入者に「第3の選択肢」

 久田さんたちの狙いは、これまでなら100%の完成品(建て売り・分譲住宅)を選択してきた人たちに対して「壁紙や床を自分の好きなものにすることもできますよ」と提案し、反対に少し無理をして0%のオーダーメードに挑戦してきた層に「リスクを負わずに自分らしさを楽しむ方法がありますよ」と提案すること。

「もちろん、完成品にもオーダーメードにもそれぞれ良さがあります。ただ、そのふたつ以外の選択肢もあることをもっと知ってもらいたいと考えています」(久田さん)

おしゃれな壁紙で室内を彩る部屋に、一度はあこがれた経験があるはず(画像:写真AC)

 ありそうでなかった、物件の床材や壁紙だけを未着手のまま販売する「未完成住宅」。ほかにはない斬新なデザインで部屋を彩れば、ウィズコロナ時代のおうち時間をより快適で充実したものにしていけそう。

 日々忙しく過ごしながらも自分流のこだわりを大切にする東京在住者とは、とても相性のいい選択肢のように思われます。


【画像】「90%マンション」内覧会の様子を見る(6枚)

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