【実録 東京人vs関西人 3】東京に住む関西人は、大声で関西弁をしゃべる関西人に若干イライラしている

江戸・東京と、関西・関西人との結びつきを考える、ジェイ・エム・アール生活総合研究所社長の松田久一さんの連載(全4回)。3回目は、お笑いや人情といった側面から関西人の特徴を考えます。


2.お好み焼きはご飯のおかず……ではない

 実際、標準語と関西弁のアクセントは、まったく違います。違うだけならいいのですが、逆になるので極めて難しく、学校へ行かないと標準語をしゃべれません。これは言語学的に認められていることで、別に「偉そうに」している訳ではありません。

 第2は、関西人の特徴と思われている「たこ焼き機」神話です。関西出身なら「たこ焼き機」が家にあって、「お好み焼き」がうまく焼ける、と言われることに「違和感」を覚えています。

増え続ける、東京在住の開催出身者。普段しゃべるのは標準語? 関西弁?(画像:写真AC)

 確かに、関西でも、みんなが「たこ焼き機」を所有しているのは事実でしょう。しかし、東京に10年も暮らせば、どんなにうまく焼けるスキルを持っていても、記憶をたどり、レシピを見ないと焼けません。「お好み焼き」をおかずに、ご飯は食べられません。関西で食べた記憶もありません。

3.ノリツッコミができると思われがち

 第3は、関西人は素人がノリツッコミできると思われています。確かにできますが、オチがわかっているので、面白くありません。東京でも吉本芸人の出演が多すぎて、だんだんに飽きてきます。東京進出の芸人は、お客さんが甘いので腕を落としていて、関西出身者からすれば世間の評価ほどには面白くありません。

 笑いは、日常を支配している空気や秩序に揺らぎを与え、それを戻したときに起こります(フランスの哲学者、アンリ・ベルグソンの言葉です)。札幌出身のタカトシの「欧米か!」ネタで説明します。

トシ「母親の味と言えばみそ汁だよね~」
タカ「母親の味と言えはチェリーパイだよね~」
トシ「欧米か!」と言って頭をたたく

 トシが、現実の常識の世界を設定します(ツッコミ)。それに対して、現実にまったくそぐわない、虚構の「タカ」の答え(ボケ)があり、聞いている側が「えっ?」となり、現実に揺らぎが生じます。それをトシが「欧米か!」(ツッコミ)と言って現実に引き戻す。この時に、現実感を与える = たたく行為のタイミングで笑いが生まれます。

4.損得勘定と、現実主義と、粋な美意識


【意識調査】東京のママと関西のオカン、「旅行が好き」と答えた人が多いのはどっち?(画像3枚)

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