松田聖子やシブがき隊も――昭和のトップアイドルたちが中野に連日集結していた涙ぐましい理由

かつて、第一線のアイドルたちが中野区に頻繁に足を運んでいた時代がありました。いったいなぜでしょうか。ライターでレトロ文化研究家のミゾロギ・ダイスケさんが解説します。


ジャニーズの豪華メンバーも

 種明かしをすれば、それは“勉強”です。

 というのも、かつてはアイドルの大半が10代の頃、中野区にあるふたつの高校のどちらかに1度は籍を置いていたのです。その傾向は1970年代に生まれ、1980年代に一層、色濃くなりました。

 ふたつのアイドル御用達の高校はそれぞれ、中央線、総武線の線路を挟んで徒歩十数分の距離にあります。

 ひとつは、東中野駅から徒歩5分でアクセスできる明治大学付属中野高等学校(中野区東中野。以下、明大中野)です。同校には、かつて定時制の課程があり、1980年代は特に、多くのアイドルたちが通っていました。

中野区東中野にある明治大学付属中野中学・高等学校(画像:(C)Google)

 男性は近藤真彦、シブがき隊(当時)の薬丸裕英・本木雅弘・布川敏和、少年隊の錦織一清・東山紀之、光GENJI(当時)の大沢樹生・内海光司、男闘呼組(当時)の岡本健一・高橋一也(現・高橋和也)・前田耕陽など、その時代のジャニーズ事務所所属のアイドルたちがズラリ。なお錦織、東山、内海、岡本は現在も同事務所に所属しています。

 女性アイドルは河合奈保子、三原順子(現・三原じゅん子)、小泉今日子、三田寛子、石川秀美、中森明菜、森尾由美、芳本美代子、佐野量子、浅香唯、立花理佐といったメンバーです。

 ちなみに多忙なスケジュールのなか、夜間の授業を受けるのが難しかったのか、明大中野定時制には、なかなか卒業できずに中退するアイドルが多かったようです。

松田聖子から森高千里まで網羅

 もうひとつが、中野坂上駅から徒歩12分、東中野駅、中野駅から徒歩十数分のところにある堀越高等学校(中野区中央。以下、堀越)です。

中野区中央にある堀越高等学校(画像:(C)Google)

 以前より芸能人を受け入れていた同校は、1973(昭和48)年に「芸能コース」を新設しました。

 といっても、歌や芝居などを教える授業がある訳ではありません。芸能活動と並行しながら、一般的な高等学校教育を受けられる特別クラスなのです。全日制ですが、出席日数が不足した場合などに、補修などの救済措置が用意されています。そのためか、中退者は少ないと言われています。

OBから漂う「オールスター感」


【地図】意外に駅近? 芸能人ご用達の「高校」をチェックする

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