かつて年収「90万円台」 税金・年金すら払えなかった私が気づいた本当に賢いお金の使い方【連載】大原扁理のトーキョー知恵の和(8)

何とは言えないのだけど何となく息苦しい。そんな気持ちでいる人へ、東京で週休5日・年収90万円台という「隠居生活」を実践した大原扁理さんに生き方のヒントを尋ねる企画「トーキョー知恵の和」。今回のテーマは「東京と『納税』」です。


目の前の毎日を悔いなく生きること

 私は図書館のヘビーユーザーでした。このとき、「申し訳ない」とか、あるいは「当然だ」などではなく、「ありがたい」というポジティブな気持ちで使わせてもらうこと。

 これだけでもずいぶん気分が軽やかです。

●税金や年金を払わないことを「目的」にしない

 私の東京隠居生活が破綻せず、最後まで楽しく続いた理由は、もしかしたらこれが大きかったかもしれない、と思うことがあります。

 隠居生活の話をすると、まるで何かの主義に基づいて税金や年金を払わないでいるかのように誤解されることがあるんですが、私は「人によって、払えるときも払えないときもある」「お金があるときには、もちろん払う」というように考えていました。

 それよりも何よりも、目の前の毎日を悔いなく楽しく生きること。それが一番大事なことだったので、税金や年金に、よくも悪くも執着することがなかったのかもしれません。

その後、収入が増えて気づいたこと

 2015年に『20代で隠居 週休5日の快適生活』(K&Bパブリッシャーズ)などの本を出版してからは、年収が100万円を少し超えたので、税金や年金を久しぶりに払うことができました。

 東京メトロ水天宮前駅の郵便局にて一括で支払ったんですが、そのときのことは今でもよく覚えています。なぜかといえば、お金が出ていくのが、まったく苦ではなく、それどころかすがすがしくすらあったからでした。

 いえ、収入や貯金の額でいえば、地元(愛知県)で派遣社員として働いていたときのほうが、よっぽど多かった。つまり昔のほうが「金持ち」だったんです。

 にもかかわらず派遣社員当時は、自分以外のために1円でもお金を使うのが、イヤでイヤでしょうがなかった。それが隠居を経て、「すがすがしい」に変わっていた。

 隠居生活をしている間に、私に何が起こったのか……。しばし考え込んでしまいました。

隠居生活を経て変わったこと


【調査結果】貯金10万円以下の人って、「月収」はどのくらい?(9枚)

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