【実録 東京人vs関西人 1】江戸で爆発した強烈な個性と存在感――「東京の関西人」の活躍は300年以上前から

江戸・東京と、関西・関西人との結びつきを考える、ジェイ・エム・アール生活総合研究所社長の松田久一さんの連載(全4回)。1回目は、江戸時代などの歴史的な背景を振り返ります。


そもそも関西人とは

 関西の定義は、大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県の2府4県の日本の地方を指します。

「近畿」も同じ2府4県を指す地方を指す言葉です。しかし、近畿は英語発音(kinky)で不穏当な意味(変態)になるので、最近はあまり使われていません。もともとは「畿(都)」に「近い」という意味であり、御所に大変近いという意味で江戸時代には使われていました。

東京都の出身県別人口構成比(画像:JMR生活総合研究所)

 関西という言葉は、明治になって薩長(さっちょう)土肥出身の多い新政府が使い始めた言葉で、関東に対して、2府4県を対応させる言葉のようです。

「関東」は歴史が古く、672年の「壬申(じんしん)の乱」に都を守るために設置された、不破関(現在の岐阜県関ケ原町)、鈴鹿関(三重県)、愛発関(福井県)の三つの「関所」の東側の意味です。「関八州」、「関東管領(かんれい)」などの言葉もあります。

 この関東に対応して、明治以降に維新政府が関西という地域概念を生みましたが、関東の語源からみると、関所の西側となります。つまり、守るという関所の意味がなくなりました。

 従って、関西という言葉は大学名などでは使われますが、最近では「関西国際空港」が有名な程度です。関西は地元から生まれ、定着した言葉ではありません。しかし、これらの地域を包括とする言葉としては便利です。関西人とは、この地域に暮らす人々のことです。

江戸における関西の名残


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