コロナ対策で始まった「ドライブスルー八百屋」がむしろ人気になったエモい理由

2020年6月24日

お出かけ
ULM編集部

2020年春の新型コロナ禍で、客と従業員との接触を避けるために始まった販売サービス「ドライブスルー八百屋」。これが思わぬ反響を呼び、第1波がおおむね収束した7月以降も事業継続されることになりました。どんなところが消費者に受けたのでしょう。


ドライブ感覚で買い物を楽しむ親子

 同社で取り扱う野菜は、市場で買い付けたもののほか、生産者から直接仕入れたものも。スーパーの店頭に並ぶ野菜より、収穫間もない新鮮な状態で消費者の手に渡すことができます。

 利用客には、外出自粛中ほとんど家にこもり切りで行楽シーズンなのにお出掛けがかなわなかったという親子連れが多いのも特徴。子どもも一緒に車に乗ってやってきて、初めて見る配送センターの風景に興味津々の様子。

「これがなかなか良い気分転換にもなったみたいです。従業員がトランクに野菜の段ボールを積み込む作業を、後部座席のお子さんたちが熱心に見入っていました」

と、センターの現場を担当する同社の古町卓也さん。

 野菜セットを自宅配送してくれるサービスも昨今は盛んですが、ドライブスルー形式の利点は、配送料が掛からないことだけでなく、この「ちょっとしたお出掛け気分」を味わえる点にもありそうです。外出がままならなかったコロナ禍においては特に。

利用者たちから寄せられた感謝や応援のメッセージに従業員も思わず感激(画像:フードサプライ)

 同社にとっての「思わぬ反響」はもうひとつ。

 すっかりリピーターになった利用客たちから、励ましや感謝のメッセージカードが寄せられるようになったのだそう。

 配送センターの従業員たちは普段、一般の消費者と接する機会はほとんどありません。「お野菜とてもおいしかったです」という手紙や「コロナなんかふっとばせ」という子どもからの手書きメッセージに奮起して、野菜セットを買ってくれた利用客に向けて「ささやかなプレゼント」も添えるようになりました。

 6月21日(日)の「父の日」には、ヒマワリの花を1輪。それから家庭ではなかなか買う機会がない、パイナップルの実を丸々1個など。

「今日もパイナップルある?」と車の窓越しに聞いてくる小さな子どももいて、コロナが無ければ出会うはずのなかった従業員とまちの親子の間に、小さな交流が芽生えました。

新しい消費行動とビジネスの可能性


【ドライブスルー八百屋とは?】購入できる野菜セットを見る(画像1枚)

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