ウィズコロナ時代の東京散歩は「気配り」「お泊まり」がキーワードになる

6月19日に政府の移動自粛要請が全面解除されましたが、用心はまだまだ必要。そんな状況下でのスマートな散歩方法について、紀行ライターのカベルナリア吉田さんが解説します。


木の下にあった慰霊碑

 1本の木の下に、戦没者慰霊碑が立っていました。

近所の公園に慰霊碑が(画像:カベルナリア吉田)




 東京下町は第2次大戦の東京大空襲で大きな被害を受け、この一帯でも多くの被害者が出たのでしょう。慰霊碑には千羽鶴が供えられ、お地蔵さまが立ち、その足元に花やお茶も供えてあります。この日見かけた男性のように、日常的にここに通い、供養を欠かさない人が今もいるようです。

「戦跡めぐり」というと、沖縄ほか遠方の地を思い浮かべますが、まさか自宅から徒歩数分の場所に慰霊碑があるとは、15年住んでいるのに気づきませんでした。

近場の旅情を発見するチャンス

 ほかにもわが家から徒歩10分の場所に、三輪里稲荷という神社があり「こんにゃく稲荷」の別名で親しまれています。

「こんにゃく稲荷」こと三輪里稲荷神社(画像:カベルナリア吉田)

 まだ一帯が「村」だったころの1614(慶長19)年に鎮守として勧請(かんじょう。神仏の分霊をほかの場所に移し祭ること)されたそうです。初午(はつうま)の日に「こんにゃくの護符」の授与があり、これを煎じて服用し、のどや風邪の病に備えたことから「こんにゃく稲荷」と呼ばれるようになったとか。

 そこに神社があるのは知っていたのですが、実はお参りしたことがなかったんです。境内の説明書きを読むのも今回が初めてで「へえ、わが家の近くにこんな場所があるとは」と感心しました。

 以上、わが家の近所を1時間程度サラッと歩いただけでも、いろいろありました。どうですか。これも立派な「旅」だと思いませんか? まずはこんな風に自宅の近所の散歩から、徐々に「旅」の感覚を慣らすことを、おすすめします。

 遠出しづらい今は、近場に潜む旅情を見つけるチャンスだと、発想を転換してみましょう。

ウィズコロナ時代の東京散歩は「気配り」


【写真】懐かしい、そしてなぜか落ち着く……都内にある路地裏の風景(8枚)

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