6年間で3万人も増えた都内小学生がほぼ「公立」へ通っているワケ

少子化が進む地方を尻目に、増え続ける東京の小学生。その数は6年間で約3万人増。いったいなぜでしょうか。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


中央区・港区で目立つ増加

 特に児童の増加が目立つのは、官公庁や企業本社が多くある

・中央区
・港区

です。

 2区ともビジネス街のイメージがありますが、この6年間で合わせて4890人と爆発的に増えているのです。

東京都 23区別 小学生の増減数。2019年度と2013年度の比較(画像:東京都総務局統計部のデータを基にULM編集部で作成)

 これは、かつて東京に住むサラリーマンの「定番」だった、郊外の持ち家に住み長時間通勤をするスタイルを避け、通勤・通学の利便性を重視するファミリー層が多く移り住んでいることを裏付けています。

高まる世田谷人気

 世田谷区も、この2区同様に児童数が増えています。2013年度の児童数は3万6330人でしたが、2019年度に4万1730人となり6年間で5400人も増加しています。

 特にメディアでも多く取り上げられている二子玉川エリアは、「子育て世代に適した街」というイメージを多くの人に印象づけました。

 都内は後発の再開発が功を奏し、周辺自然との調和を大切にした若いファミリー層を呼び込むことを軸とした街づくりに成功。そうした雰囲気に引かれ、世田谷区が住居先として選ばれています。

東京都 23区別 小学生の増減率。2019年度と2013年度の比較(画像:東京都総務局統計部のデータを基にULM編集部で作成)

 また世田谷区は駒沢オリンピック公園(世田谷区駒沢公園)や砧(きぬた)公園(同区砧公園)、祖師谷公園(同区上祖師谷)など都市型公園も多く、超高層ビルも都心3区に比べればほとんどありません。

 そのようなことからも、「近距離に自然を感じる公園がありながら落ち着いた都市生活が送れる」という願望をかなえられる街と言えます。

受け皿は公立小のみで国立と私立は減


【一目瞭然】東京23区で小学生が一番多い区・少ない区を知っていますか?

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