ファストフード店が「半額」「2個目無料」キャンペーンに力を入れる理由

2020年6月17日

ライフ
ULM編集部

街に何軒も立ち並ぶファストフード店。その店頭に「2個目無料!」や「2個目半額!」といったキャンペーンの文字を見たことはありませんか? なぜそのような値引きを行うのでしょうか。取材を進めると、業界における「優勝劣敗」の熾烈(しれつ)な競争が見えてきます。


「おうち時間」の需要をすくい上げる

 まずは実際のサービスの現状を確認してみましょう。

 バーガーキングを運営するビーケージャパンホールディングス(千代田区一番町)によると、第2弾となる現キャンペーンは6月5日(金)からスタートしていて、対象は「テリヤキワッパーJr.」と「ベーコンチーズワッパーJr.」の2商品。

「2個目無料」の対象になっている2商品(画像:ビーケージャパンホールディングス)

 ちなみに「第1弾」は別のバーガー商品を対象に5月1日(金)から実施しているといい、その時期柄やはり新型コロナウイルス感染拡大とそれに伴う外出自粛によって落ち込んだ売り上げを盛り返したいとの意図も感じられます。

 書面での取材に応じた同社は、2個目無料キャンペーン実施の理由について、

「(外出自粛の)おうち時間にもバーガーキング自慢のじか火焼き100%ビーフをお得に楽しんでいただこうと企画しました。(テレビCMなどの広告で)大物タレントの起用にお金を掛けるのではなく、実際のサービスに還元することで本サービスを実現しています」

と回答しています。

「2枚め無料」改め、「1枚でも半額」

 ほかの店ではどうでしょうか。

 日本国内の宅配ピザ業界で、売り上げ・店舗数ともに1位を誇るドミノ・ピザ ジャパン(千代田区岩本町、同実績は2019年7月の同社発表)。

 これまでも「テイクアウトなら2枚め0円」など大胆なサービスを提供して利用客を増やしてきた同社は、2020年6月11日(木)にオンラインでの記者会見を開き、テイクアウト2枚め無料を終了して「1枚でも、何枚でも半額」サービスを展開すると発表しました。

 2020年3~5月のドミノ・ピザ利用者数は、外出自粛を背景にデリバリーが前年比42.5%、テイクアウトは同67.4%と好調な伸び。一方、単身世帯に限っては「量が多い」「値段が高い」などを理由に、需要はあっても実際の利用にはつながっていなかったことを今回のサービス変更の理由に挙げます。

ドミノ・ピザ ジャパンのオンライン会見の様子(2020年6月11日、遠藤綾乃撮影)

 東京などを中心に増え続ける、単身世帯の消費者。彼らについて、同社最高マーケティング責任者のトッド・ライリー氏は会見で「『2枚め無料』サービスを利用するために、必要以上のピザを購入しなければならないと不満を持っていた」と指摘。

 テイクアウトを1枚めから半額にすることによって「ファミリーやグループだけでなく単身者にも、誰にとっても作り立てのピザを『普段食』にしたい」と今後の展望を語りました。

注文を増やして原価を抑える大手資本


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