東京で人気者になる――テレビ番組『ASAYAN』が生んだオーディションブームと何だったのか

一般人のセルフプロデュースが盛んとなり、YouTuberが多く活躍する現在。しかしかつての芸能人の登竜門といえばオーディションでした。そんなオーディションについて、20世紀研究家の星野正子さんが解説します。


ブームは他のオーディションにも飛び火

『ASAYAN』は単なる人気番組ではなく、社会現象を引き起こした作品でした。昨日まで誰も知られなかった個人がスポットライトを浴びて輝く――そんな人生の夢を求める人を、一気に増やしたのです。

『ASAYAN』は視聴率10%超えを維持する人気番組でしたが、オーディションの応募数も多く、特に歌手オーディションの場合は、10代後半を中心に1万人近い応募が殺到したといいます。

 このブームは、ほかのオーディションも力づけます。

 1997年には、5年間中断していたオスカープロモーション主催の「全日本国民的美少女コンテスト」が再開。この回の応募数は、20万人近くに上ったといいます。

 それまで、オーディション情報を専門に扱う雑誌は勁文社の『De☆View(デビュー)』だけでしたが、新たに白夜書房から『オーディション』が発行されます。

雑誌(2015年休刊)からウェブに完全移行した『De☆View』(画像:oricon ME)

 こうした情報誌には、歌手やモデルなどさまざまなジャンルの募集要項だけでなく、業界情報や体験談、成功例なども掲載されていました。それを読んで夢を膨らませる人は、当時たくさんいたのです。

 こうしたオーディションは、優れた才能を見いだして育成するために適したシステムです。しかしそれだけではなく、オーディションそのものに興味を持つ人たちを、ファンとして取り込めるという利点もありました。

 ブームのきっかけである『ASAYAN』から登場したモーニング娘。などが、視聴者をそのままファンとして取り込み大ヒットしたのは、その実例といえるでしょう。

YouTuberブームの昨今、オーディションの行方とは


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