特許収入は都内10位 少数精鋭の隠れた名門国立「電気通信大学」とはどのような大学なのか

都内大学の特許収入ランキングで10位に入るも、一般的な知名度が低い名門国立大学・電気通信大学。そんな同大の魅力について、教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


発祥は通信技術者の養成機関

 電気通信大学の歴史は大正期にさかのぼります。

 1918(大正7)年に無線などの通信技術者を育成する機関として設置されたのが始まりで、戦後、文部省の管轄となり1949(昭和24)年に現在に続く電気通信大学となりました。

 学部生は、夜間課程を含めても3000人未満と少数精鋭。2018年度の卒業生の62%が大学院に進学しています。

 電気通信大学の特徴は、他の大学に比べて学部学科の編成や名称変更が頻繁に行われている点です。

 これは、技術発達などでめまぐるしく状況が変わる理工系において、時代に沿った学びができるよう大学側が臨機応変に対応している表れと言えます。

電気通信大学の教育体系(画像:電気通信大学)

 2016年度からは創立100周年に向けて学部学科の見直しを行い、学部学科を撤廃。1学域3類を導入しました。学科同士の壁を取り払い、1年次は共通科目を受講する取り組みをスタートさせるなど、積極的に新しい試みを取り入れています。

 2年次は学生本人の志望と成績によって類が決まるシステムとなっており、学業を怠ると望む類に入れません。「勉強は学生の本分」としているのです。

年間特許収入は1300万円超


【地図】みんな知ってた? 「電気通信大学」の場所をチェックする

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