イートインにチョコのホットドッグ登場!「サロン・デュ・ショコラ 2019」の注目は?

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イートインにチョコのホットドッグ登場!「サロン・デュ・ショコラ 2019」の注目は?

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17回目を数える日本最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2019」が開催されます。「ショコラは自然の贈りもの」をテーマに、国内外の人気ショコラティエが新作や人気アイテムを用意。会場限定の商品やイートインメニューも充実しています。

過去最多の参加ブランド数、テーマは「ショコラは自然の贈りもの」

 パリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2019」が、新宿NSビルにて2019年1月23日(水)から29日(火)まで開催されます。

日本最大級のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ 2019」は今回で17回目を数える。写真はイメージ(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)



 今回のテーマは「ショコラは自然の贈りもの」。これは、パリで2018年10月31日から5日間に渡って開かれた「サロン・デュ・ショコラ」のテーマ「Nature(ナチュール)」が元になっているといいます。ショコラは、カカオ豆以外にも、様々な自然の恵みを素材として作られます。つまり、自然の力とうまく付き合ってきた人間の英知によって生まれるものでもあり、自然の力と人間の知恵なくして、クオリティの高いチョコレートは出来上がりません。そういった意味も込めて、このテーマにアレンジされたそうです。

 今回は18か国から過去最大の112ブランドが参加予定です。参加メゾンは、バイヤーがさまざまな情報を元に直接現地に足を運び、クオリティの高いモノ作りを志すショコラティエをピックアップしてアプローチしているとのこと。

 2019年は、20ブランドが初参加の予定です。その中から、注目の3ブランドを紹介します。

 ひとつめが「MR&MRS RENOU(ミスターアンドミセスルヌー)」。今、スイスで注目を浴びているブランドのひとつです。パティシエのクリストファー・ルヌー氏は、西フランスの出身で、2015年にM.O.F(フランス国家最優秀職人)パティシエを取得。2017年にジュネーブに1号店をオープンしました。

初登場のブランド「MR&MRS RENOU」の「ショコラアソート アントル ドゥー」。パティスリーのお菓子をボンボンショコラで表現(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)

 ふたつめは「Choco2(ショコ・オ・キャレ)」で、シェフはパリ郊外出身のジャン=ピエール・ロドリゲス氏。フランスの週刊誌エクスプレス(L’EXPRESS)で、「パリの注目すべき15人のショコラティエ」のひとりに選出され、人気上昇中です。斬新な模様のキューブ型ボンボンショコラは、彼独特のクリエーションです。

「Choco2」の「ショコラ アソート ルージュ」。メゾン・デュ・ショコラ限定の詰め合わせ。中にとろりと柔らかなフィリング入りのものも(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)

「IKA CHOKOLATE(イカ チョコレート)」は、日本初上陸となるイスラエルのテルアヴィヴからやって来るメゾン。女性ショコラティエのイカ・コーエン氏は、イスラエルの素材を組み合わせたオリジナリティのあるショコラを作っています。インターナショナルのチョコレートアワードで数々の受賞歴があるほか、2018年にはC.C.C(フランスのショコラ愛好会)によるショコラアワード外国部門賞を獲得しました。

左が「IKA CHOKOLATE」の「キャットタング」。イスラエルのオリーブオイルと死海のシーソルトを組み合わせたショコラで、猫の舌の形に仕上げている。右も同メゾンの商品(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)

人気ショコラティエの作品集結のセレクションボックス

 毎年、テーマにもとづいて用意される「サロン・デュ・ショコラ」限定のセレクションボックス。今回は3種類の商品が登場します。どれも、このボックスのために作られた特別なショコラです。パリ開催のテーマ「Nature」をコンセプトに据えて創作されました。

 一番大きい、16粒入りのセレクションボックスの商品名は、テーマそのものの「ナチュール」。各々のショコラティエが入れ込んでいる素材にフィーチャーして作ったひと粒で、ヴァニラ、蜂蜜、バーベナなど様々なフレイバーが楽しめるボックスです。植物をモチーフとした透かし彫りのような箱デザインもシャレています。

セレクションボックスの「ナチュール」。「サロン・デュ・ショコラ」を代表するシェフの作品が集結(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)。



 12粒入りの「フルーツ」は、ショコラティエがそれぞれ好きなフルーツを素材に選んで制作。果実とカカオ、ショコラのハーモニーを楽しめます。

もうひとつは少し変化球的な商品で、その名も「発酵」。もともとショコラは発酵食品なので、カカオにフォーカスして創作したものもあれば、発酵食品と掛け合わせたものなど、各シェフの解釈によって作られたショコラの詰め合わせです。

左上が「フルーツ」で12個入り、左下が「発酵」で8個入り(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)。

会場限定イートインも充実、チョコのホットドッグ実演販売も

 サロン・デュ・ショコラの常連である人気ショコラティエもテーマに沿って、新しい美味しさと美しいビジュアルを携えた新作を用意しています。

 一例を挙げると、オリヴィエ・ヴィダル氏は見た目も鮮やかな、3種類のカクテルをイメージした新作ショコラを制作。フランク・ケストナー氏は、彼の代名詞となりつつある独特のデザインの華やかな板チョコレート。カンタン・バイィ氏は、レンガの街・リールをイメージしたシリーズの新作タブレットを創作。リリアン・ボンヌフォア氏(オテル・デュ・キャップ エデン=ロック)の4種類のフィンガーも全て新作です。

 そのほか、思わずカメラを向けたくなるような、SNS映えするショコラもいろいろあります。会場限定販売で、ケーキなど加工度を上げた商品も提供するとしています。

左上がオリヴィエ・ヴィダル氏の新作「ショコラアソート カクテル」。右手前がフランク・ケストナー氏独特のデザインの板チョコ「タブレット グロゼイユ」(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)。



写真手前が、カンタン・バイィ氏のシリーズものの新作「タブレット ノワール キャラメルブールサレ」(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)。
写真奥がリリアン・ボンヌフォア氏の「フィンガー」(2018年11月14日、宮崎佳代子撮影)。

 テイクアウトやイートインのコーナーでは、前回の約2倍となる35ブランド約60アイテムがラインナップ。作りたてのアシェットデセール(皿盛りデザート)やパフェなど、会場でしか味わえないメニューがそろいます。

 少し変わったところで、デンマークの人気ホットドッグ店「ジョンズホットドッグデリ」がBean to Bar(カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行う)の実力者「フリスホルム」とタッグを組み、チョコレートのホットドッグの実演販売を行います。チョコレートをたっぷり使ったホットドッグの味わいやいかに?

「ジョンズホットドッグデリ」× 「フリスホルム」のチョコレートをたっぷり使ったホットドッグ(画像:三越伊勢丹)。
「ナオミミズノ」の水野シェフによるアシェットデセール(画像:三越伊勢丹)。
「モリ ヨシダ」の吉田シェフと神戸「コンパルティール ヴァロール」の大西シェフとのコラボによるチョコレートタルト(画像:三越伊勢丹)。

 サロン・デュ・ショコラの東京会場は、国内外のショコラティエとの交流も楽しみのひとつです。前回は57人ものショコラティエが来場しました。

2018年の東京でのサロン・デュ・ショコラ前夜祭にショコラティエが集まった様子(画像:三越伊勢丹)。

 東京会場は有料入場制ですが、前回と異なり、平日のみ15:00以降に当日券の販売が行われることになりました。一般会期の入場チケットは2018年1月6日(日)の11:00から販売予定です。

 今回も、ワクワクするような新しいショコラやショコラティエとの出会いがたくさん待っていそうです。

●サロン・デュ・ショコラ2019 東京会場 詳細
・一般会期:2019年1月23日(水)〜29日(火)
・時間:10:00〜20:00
・場所:新宿NSビル 地階 イベントホール
・住所:東京都新宿区西新宿2-4-1
・アクセス:大江戸線「都庁前駅」A3出口より徒歩約3分、各線「新宿駅」新都心口から徒歩約6分、同駅南口・西口から徒歩約7分
・入場料:600円(税込)
・問い合わせ:伊勢丹新宿店 電話03-3352-1111(大代表) FAX03-3225-3646

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