大田区vs江東区の「領土争い」決着から9か月 両区が付けた新たな町名を知っていますか?

お台場の南にある埋め立て地「中央防波堤(中防)」をめぐる大田区と江東区の分割が決定したのは2019年秋。あれから約9か月が過ぎ、それぞれの区の新住所が決定しました。フリーランスライターの小川裕夫さんが解説します。


新住所、大田区は「令和島」

 中防は無人の埋め立て地ですから、そこに住民はいません。よって、住民の意向を区が聞くことはできません。そこで大田区も江東区も、区民から新住所を公募することにしました。

 公募の結果を踏まえ、大田区側は「令和島」という住所に決定。

 説明するまでもなく、令和島の「令和」は新元号が由来です。そして、2020年6月1日(月)から令和島という新たな住居表示が実施されています。令和島は西側の区域が1丁目、東側の区域が2丁目になります。

新たな町名を「令和島」にすることを発表した大田区のウェブサイト(画像:大田区)

 大田区域の東京湾では江戸時代からのりの養殖が盛んでしたが、戦前期から埋め立て事業が始められました。

 その埋め立てで誕生したのが、ボートレース場で有名な平和島や東京モノレールの駅でもおなじみになっている「昭和島」です。

 令和島は、それらに続く大田区域にある東京湾の島になるわけですが、今後の整備計画の詳細はこれから詰めていくことになります。

一方の江東区は「海の森」に

 江東区側は、これまで慣れ親しんでいた「海の森」に決めました。

 同地には、東京都が海の森公園を整備しており、その公園名が町名にそのまま引き継がれた格好です。

 海の森公園は東京都や国際森林協会といった団体などが、たびたび植樹イベントを実施してきました。当初、茫洋(ぼうよう)としていた海の森は、植樹によって緑をたたえるようになりました。

2016年の植樹イベントの様子(画像:小川裕夫)

 そして、公園として姿を少しずつ形成し、2017年から正式に海の森公園として開園しました。

 植樹の成果で公園としての体裁を整えた海の森公園には野鳥などが飛来し、営巣する様子も観察されるようになっています。

 海の森という新しい住居表示は、同じく2020年の6月25日(木)から実施されます。海の森は1丁目から3丁目まであり、西側の区域が1丁目、中央の区域が2丁目、東側の区域が3丁目です。

明治から始まった東京湾の埋め立て事業


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