クラスター、ソーシャルディスタンス…… カタカナ英語を「何となく」理解する日本人の不思議な言語感覚とは

ソーシャルディスタンスにクラスター、ロックダウンなど、新型コロナウイルスの関連でさまざまなカタカナ語を耳にしました。英語が決して得意ではないのに、その意味は何となく理解できてしまうという、日本人の不思議な言語感覚はなぜなのでしょう。ルポライターの昼間たかしさんが解説します。


英語は苦手なはずなのに……

 多くの研究者によって引用される「EF EPI英語能力指数」によれば、日本はデータのある世界100カ国中の53位という成績。

 2011年のデータでは44カ国中14位だったのですが、それから1度も上昇せずに下落を続けています。

 これは、日本の英語力が低下しているというよりも、世界で英語の話者が増えてレベルがアップしているにも関わらず、日本が停滞していた結果、次々と順位を追い越されている状況と言えます。

 世界的な観光都市となりつつある(今は新型コロナ禍の再生途上ですが)東京を抱えながら、これはあまりにも残念なもの。

 しかし、それにも関わらず、日常ではソーシャルディスタンスのような英語が当たり前に使われ、だいたいの人は理解してる――。そんな状況はいつ、どうやって生まれたのでしょうか。

「STAY HOME」も新型コロナ禍でしきりに言われるようになった英語(画像:写真AC)

 もともと日本で英語の受容が進んだのはバブル景気の頃からでした。

 この頃、いっそう進んだ円高を追い風にして洋書やCDなどの価格はグッと下がり、輸入量も増加しました。それに限らず、円高の恩恵によって海外のスポーツや音楽は日本でも取り上げられる機会が増加します。

 特に音楽CDの輸入量は1994(平成6)年には前年度比で170億枚以上の増加という驚異的な伸びをしています。

始まりはFMラジオの洋楽から


【画像】新型コロナ関連で使われた「カタカナ語」の意味を確認する(12語)

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