TOEIC600点が進級条件 さかなクンが客員准教授の「東京海洋大」とはどのような大学なのか

その専門性の高さゆえ一般的な知名度は低いものの、優れた業績を誇る大学は数多く存在しています。今回フォーカスするのは、国立大学の東京海洋大学。教育ジャーナリストの中山まち子さんが解説します。


女子学生の割合が意外と高い

 東京海洋大学はその名の通り、海洋に特化している大学のため、男子学生の数が圧倒的に多いと想像されますが、実は女子学生の割合が意外と高いのです。2019年度の学部生のうち31.5%が女子学生で、特に海洋生命科学部の食品生産科学科は約69%が女子学生です。

東京海洋大学 越中島キャンパスの外観(画像:(C)Google)

 一方、女性教員はどうなのでしょうか。

 東京海洋大学は男女共同参画推進室を設置し、次世代育成支援対策推進法を基に大学独自の行動計画を掲げています。約3年ごとに計画を策定し、2020年度からは第5期に入りました。女性教員や研究員が子育てと仕事の両立が取れるよう女性研究者支援機構「海なみ」を立ち上げています。

 教員の男女別のデータが残る2010年度の女性教員の割合は11%でしたが、2019年度は14%と徐々に上昇しています。他の大学と比べても専門性の高い学部学科が多い東京海洋大学ですが、地道な取り組みによって今後も女子学生や女性教員が増えていくと考えられます。

大学院進学組も多い

 学部学科によって数値は異なりますが、東京海洋大学は就職率や大学院進学組が多いことも特徴のひとつです。

 2018年度の卒業生をみると、就職希望者の就職率は97.6%と高くなっています。

 具体的な就職先は、商船大学系を引き継ぐ海洋工学部で出光タンカー(千代田区神田神保町)や海上保安庁(千代田区霞が関)など、船舶運行に深く関わる企業や省庁が目立ちます。水産大学系の学部では食品大手や水産加工などが多く、学部によって就職先が明確に分かれているのも興味深いです。

2018年度卒業・修了者の進路状況(画像:東京海洋大学)

 進学に目を向けると、海洋生命科学部の海洋生物資源学科の大学院進学率は69%と研究を続ける学生が多いことがわかります。海洋資源環境学部でも進学率は50%を超えており、自分の専門分野をさらに学ぼうとする学生の割合が極めて高いといえるでしょう。

 就職と進学率の高さは、単に専門性が高い学部という理由だけでは片づけられません。実は、東京海洋大学は国立大学では珍しく、TOEICの目標点を超えないと進級できないシステムを採用しているのです。

なまり英語を理解することも求められる


【THE世界大学ランキング日本版2020】東京海洋大学はいったい何位にランクインした?

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