自宅の留守電メッセージにいちいち胸キュンしてた90年代 「携帯ひとり1台」の今から振り返る

今や「ひとり1台」が常識となった携帯電話。その背景と固定電話の思い出について、20世紀研究家の星野正子さんが解説します。


1994年に始まった価格戦争

 固定電話に取って代わり携帯電話が圧倒的に普及し始めたのは、言うまでもなく基本料金が値下げされたからです。

 もともと携帯電話は、電電公社の独占事業でした。しかし、NTTに民営化したことで市場の自由化が始まります。

昔の携帯電話のイメージ(画像:写真AC)

 まず、1988(昭和63)年にIDO(日本移動通信。現KDDI)が市場に参入。このときの基本料金は1万2000~1万3000円でした。さらに1994(平成6)年になると、東京デジタルホン(現ソフトバンク)とツーカーセルラー東京(現KDDI)が参入。どちらも基本料金は、7300円でした。

 こうなると各社とも値下げを行い利用者を確保しつつも、増えた利用者から得る収益を使って次々と設備投資を行い、「つながりやすさ」をアピールすることになります。

 NTTドコモの場合、1994年10月に最低7400円だった基本料金は、翌1995年6月に6900円に。さらに10月には5800円へ値下げしています。1995年には携帯電話よりも安価なPHSが登場しているので、各社ともに利用者の確保に必死だったのでしょう。

 そして携帯電話とPHSの価格が安くなると、人々の意識は次第に

「固定電話は、もういらなくない?」

と変化するようになったのでした。

電話加入権の思い出


【クイズ】懐かしのガラケー、いつの時代の機種か分かる?

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