日本一のお茶どころ・静岡発のティールームが都内に続々出店している理由

お茶の産地として知られる静岡県。そんな同県にある農園などが近年、都内にティールームをオープンしています。その背景について、フリーランスライターの小川裕夫さんが解説します。


若年層への消費拡大を図る飲料メーカーも

 伊藤園は静岡県内に大規模な製茶工場を開設して、静岡の茶産業を盛り上げてきた企業のひとつです。

 そして、1990(平成2)年にはペットボトル緑茶を世界に先駆けて製品化。ペットボトル緑茶は、伊藤園のみならず多くの飲料メーカーが参入するほどに市場は拡大しています。伊藤園も、日本を代表する一大飲料メーカーへと成長しました。

「ocha room ashita ITOEN」の外観(画像:伊藤園)

 また、伊藤園は渋谷に飲食・物販・イベントスペース一体型店舗「ocha room ashita ITOEN」(渋谷区渋谷)をオープンさせています。同店舗では、若年層への“お茶の新しい楽しみ方”や“お茶との新しい接点”を提案しています。

都内に増えるティールーム

 お茶をPRする取り組みは、伊藤園のみならず静岡のお茶メーカーや茶農家も活発に取り組み、市場拡大のため、東京にティールームを出店させる動きが顕著になっています。

 牧之原市の老舗茶農園「カネ十農園」はティーサロン「カネ十農園 表参道」(渋谷区神宮前)を、創業100年を誇る藤枝市の茶農家「中村屋」は「NAKAMURA TEA LIFE STORE」(台東区蔵前)を出店。

台東区蔵前にある「NAKAMURA TEA LIFE STORE」の外観(画像:中村屋)

 このように、静岡の茶産業に携わる人たちが新たな一手を打ち出す動きが加速しています。

 茶産業の活性化や市場規模の拡大に取り組んでいるのは、お茶を生産する農家、製造・販売するメーカーだけではありません。

 日本版DMO(観光資源を創出するための官民共同組織)の「するが企画観光局」(静岡県静岡市)も、新しいお茶のスタイルを提案しています。

 静岡市観光協会を前身とする「するが企画観光局」は静岡市・焼津市・藤枝市・島田市・牧之原市などの地方自治体、各地の観光協会、商工会議所などの経済団体が合同した組織です。

「するが企画観光局」の活動内容は地域の活性化・産業振興など多岐にわたり、お茶に特化した団体ではありません。しかし、ここ数年は、静岡県の地場産業であるお茶を広めることに力を注いできました。

着目された茶畑の立地特性


【夏のドリンクに関するアンケート調査】1万194人に聞きました お茶はいったい何位?

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