日曜ドラマ「美食探偵」も人気 東村アキコの作品にほぼ必ず「東京タワー」が描かれるワケ

たびたびドラマ化されている東村アキコの漫画作品。作中にはよく東京タワーやスカイツリーが描かれています。そこには、どのような意味が読み取れるでしょうか。法政大学大学院教授の増淵敏之さんが解説します。


「タラレバ」も「偽装不倫」も

 さて、テレビドラマの方は明智に中村倫也、苺に小芝風花という旬の役者が演じています。

 テレビドラマもロケ地は東京とその周辺、ただ明智の探偵事務所は原作と違って恵比寿になっています。夜の東京タワーを背景にしたシーンもあり、「美食探偵 明智五郎」は原作もテレビドラマも東京を描いた作品といえるでしょう。

ドラマ化もされた東村アキコ原作「東京タラレバ娘」第1巻(画像:(C)東村アキコ/講談社)

 振り返ってみると東村アキコの作品でテレビドラマ化されたものには、東京が舞台になっているものが多いかと思います。そこで注目してみたいのが彼女の作品に登場する東京をイメージさせるアイコンです。

 例えば2017年に吉高由里子主演で、日本テレビでドラマ化された「東京タラレバ娘」が記憶に残っています。

 この作品は「Kiss」(講談社)に2014年から2017年まで連載された同名漫画が原作で、単行本も9巻が刊行され、漫画もヒットしました。

 2020年に東京オリンピックが開催されるとき、オリンピックをひとりで見たくないというアラサー、アラフォーの独身女性たちの悪戦苦闘を描いた物語でした。その後、「東京タラレバ娘シーズン2」が「Kiss」(講談社)に連載中です。

 マンガの「東京タラレバ娘」では東京のアイコンとして東京タワー(港区芝公園)を使っています。単行本の表紙の大半には東京タワーが描かれていますし、タイトルロゴの「東京」の「東」という文字のデザインも東京タワーを想起させるものになっています。

 テレビドラマでも番組タイトルにこのロゴが使われています。このロゴはまさに不変の東京のアイコン、東京タワーの存在感を象徴しています。

 また2019年にテレビドラマ化された「偽装不倫」は杏が主演を演じています。原作は2017年に漫画アプリ「XOY」に連載され、途中で「LINEマンガ」に移り、2019年に終了しました。

都市イメージをつくる実体・構造・意味


【もう読んだ?】好評連載中の「東京タラレバ娘 シーズン2」を試し読み

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